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1990年代は『ビバリーヒルズ高校白書』、2000年代の『24 TWENTY FOUR』、そして第3次海外ドラマブームを巻き起こしたのが『ブレイキング・バッド』だ。

大作映画並みに予算をつぎ込んで派手なアクションやCGを駆使するドラマとは異なり、『ブレイキング・バッド』は完璧に練り上げられた脚本とキャラクターの魅力で、グイグイと視聴者をドラマの世界へ引き込んでいく。一度見出したら虜になってしまう、まさに全世界に衝撃を与えた最高傑作だ。

さて、“あの人は今” シリーズにするには本作はまだ記憶に新しいということで、今回は “素顔に迫る” というアプローチで、いぶし銀の魅力を発していたマイク役のジョナサン・バンクスにスポットライトを当ててみたいと思う。

・マイク役で鮮烈な印象を残したジョナサン

『ブレイキング・バッド』の主人公は、余命わずかと宣告された温厚な化学教師ウォルター・ホワイト。家族に財産を残すため、化学の知識を活かして超高純度の覚醒剤 “ブルーメス” を精製し始めた彼が、元教え子ジェシーを相棒に麻薬の世界でのし上がっていく姿を描いた衝撃作だ。

麻薬組織のボスを裏切ったウォルターとジェシーと共に新しいドラッグ・ビジネスを始めるのが、組織でヒットマンとして雇われていたマイクだ。頭がキレて冷酷そうに見えるが、孫娘を溺愛するファミリーマン。ジェシーとも思いがけなく心の絆を結び、地味ながらもキラリとした個性を放っていた。

・素顔はオチャメなオジさん

そんなジョナサンはかなりFacebookをマメに更新していて、過去の出演作を紹介したり近況をアップデートしている。マイクのフィギュアが発売された時には、フィギュアの写真に「9.99ドル(約1000円)はお買い得!」とコメントを添えて投稿。また、街でバッタリ会ったファンとも気軽に記念撮影に応じて、ファンとのツーショット写真をアップしたりと、かなりオチャメなオジさんのようだ。

ジョナサンの素顔に接近できるだけに、ファンはFacebookを要チェックだ!

・なんと母親は元CIA!!

現在67歳の彼は、すでに芸歴40年という大ベテラン。子供時代は喜劇俳優ジェリー・ルイスの大ファンで、演技に興味を持ち始めたもこの頃だった。

ところが元CIAだった母親は、教師になるために夜は学校へ通い、家にほとんどいなかったという。そのためジョナサンは、ケンカに明け暮れて常にトラブルを起こす問題児だったのだとか。ちなみに母親は元CIAといっても、諜報員や工作員ではなくデスクワークを担当していたようだ。

・スピンオフ版『Better Call Saul』に再びマイク役で出演決定!

『ブレイキング・バッド』終了後、ジョナサンは人気コメディドラマ『コミ・カレ!!』で教授役としてレギュラー出演している他、多数の作品にゲスト出演。

そんななか、なんと本家のスピンオフ版『Better Call Saul』で、ジョナサンが再びマイク役を演じるとのニュースが飛び込んできた! 本作で主人公となるのは、『ブレイキング・バッド』にも登場したうさん臭い弁護士ソウル・グッドマン。マイクは、ソウルが信頼する凄腕フィクサーとして登場するとのことで、ファンにとっては嬉しい限りだ。

・『Better Call Saul』に本家の俳優が出演するかも!

スピンオフは本家の前日談となるシリーズで、時代設定は2002年頃。前日談だけに、オリジナルシリーズで死んだウォルターや麻薬組織のボス、ガス・フリングが登場するとの噂が飛び交い、ファンの期待はいやが上にも高まっている。

さらに、世界中で社会現象まで巻き起こした作品のスピンオフだけに、放送開始前からすでにシーズン2の製作も決定し話題となっている。大いに期待がかかる本作は、2015年初旬にアメリカで放送開始予定だ。

『ブレイキング・バッド』を見終わって以来、ここまでハマれる海外ドラマに出会えていない筆者もスピンオフが待ち切れない! 日本のファンのためにも、近いうちに日本上陸することを願いたい。

参照元:Jonathan BanksIMDbTIME(英語)
執筆:Nekolas
イラスト: マミヤ狂四郎

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▼『ブレイキング・バッド』マイクの出演シーンを集めたトリビュート動画

▼『ブレイキング・バッド』シーズン1の予告編はこちら

▼『Better Call Saul』の予告編

▼マイクのフィギュア発売に「9.99ドルはお買い得!」とコメント

▼帽子屋さんでファンとの記念撮影に気軽に応じるジョナサン

▼ぬりえもあるぞ
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▼こんなかんじでぬろう!
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