地元の情報に詳しい人は、そのエリア内のグルメ情報にも詳しいもの。例えば、ラジオ局のDJだ。日々、地域の情報を発信し、時には取材までしている彼らは、放送区域内での “美味しい店” や “穴場の店” もよく知っているに違いない! ということで、地元を知り尽くしたラジオ局のDJに、オススメのお店を聞いてみるのがこの企画。
今回協力してくれたのは、FMヨコハマで『E-ne! ~good for you~』などに出演しているDJ、レポーターの穂積ユタカさん。仕事柄、横浜市内の飲食店を数多く取材している穂積さんイチオシのお店は……ココだ!
横浜の山手、人気観光スポット“港の見える丘公園”のすぐ近くにある「しょうゆ きゃふぇ エリゼ光」。穂積さんが教えてくれたのは、場所柄からしてオシャレ感が漂いまくるお店だった。穂積さんいわく、その中でも特に『季節のパスタ』『生プリン』『しょうゆパン』は、「自信を持ってオススメできる」メニューなのだという。
・穂積さんコメント
「あそこのパスタを初めて食べた時は衝撃を受けましたよ。トマトソースでもなく、クリームソースでもない独特のソースで、とにかく具が多い! パスタが見えないほどです」
「“季節のパスタ” と言うだけあって、パスタは時期によって変わります。今のシーズンはキノコのフィットチーネですね。キノコは、シェフが自ら山に入って採っており、業者から購入しているわけではないので、値段が安い(1300円)! 横浜には美味しいパスタを食べられる店は多いのですが、あのクオリティのパスタをあの値段で食べられるのは本当にレア!」
「それから、スイーツも色々あるんですが、中でもプリンね。とにかく、見た目のインパクトが大きいプリンですから、是非、オーダーしてみて下さい。また “しょうゆパン” も絶品。香りがせんべいのようで、日本人に受けそうなパンです。旨味が後からじわじわ来るんですよ」
「加えて、洋館の中にお店があるので、雰囲気や窓からの眺めも見どころです。秋には紅葉が、春には桜が見えるはず。料理といい、場所といい、あの店は間違いなく穴場です!」
……とのことである。
・実際に行ってみた
そこで、私(記者)が実際にお店に行って確かめてきた。
まず、お店の前に着いた時の最初の印象は「ここにお店があるの?」。というのも、「しょうゆ きゃふぇ エリゼ光」があるのは、大正時代に建てられたスイスの貿易商エリスマンの邸内。歴史的建造物の中にあるのだ。
その1階部分にある店内からは、山の緑を間近に望める。特に窓際の席は最高だ。席に着くと、穂積さんが教えてくれた『季節のパスタ(フィットチーネ、具だくさん、栗とキノコのラグソース)』『生プリン』『しょうゆパン』を注文した。
・納得の料理
しばらくして運ばれてきた季節のパスタは……確かに、確かに、具が多い! 本当にパスタが見えん!! おまけに、具の中には松茸まで……これで1300円は、かなりお得ではないだろうか。
また、穂積さんが「見た目のインパクトが大きい」と言っていたプリンは……そういうことか! 「プリンの見た目なんて、どれも似たようなものだろう」と思っていたが、なるほど! これはインパクトが大きい!! そして「しょうゆパン」も、食べると醤油の香ばしさが後からやってくる! しょうゆとパンが不思議とマッチングしているぞ。
とにかく、どのメニューも味は素晴らしく、使われている素材や立地を考えるとコスパも最高だと思われた。このお店、まさしく穴場である!
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 しょうゆ きゃふぇ エリゼ光
住所 神奈川県横浜市中区元町1-77-4
時間 10:00〜17:00
休日 第二水曜日
取材協力:FMヨコハマ(84.7MHz)、穂積ユタカ
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼FMヨコハマのDJ、レポーターの穂積ユタカさんが教えてくれたのは……
▼エリスマン邸の中にある「しょうゆ きゃふぇ」
▼緑に囲まれた歴史のある洋館だ
▼店内からの眺め
▼これが、季節のパスタ(フィットチーネ、具だくさん、栗とキノコのラグソース)。真ん中にあるのは松茸
▼とにかく具沢山だ。なお具は時期によって異なるとのこと。なので、いつも松茸が食べられるとは限らない
▼シェフが山で採ってきたキノコ
▼数種類のキノコだけでなく栗まで入っている
▼大量の具材の下にはフィットチーネ
▼「見た目のインパクトがある」と言っていた生プリン(600円)。確かに!
▼そしてこちらが、しょうゆぱん(450円)。見るからに香ばしそうだ
▼断面はこんな感じ
▼「間違いなく穴場です!」