以前ご紹介した、北海道限定のご当地飲料・ソフトカツゲン。口当たりマイルドな乳酸飲料であったが、北の大地にはソフトカツゲンに勝るとも劣らない、大定番ドリンクが存在する……。しかも2つ! それが「リボンナポリン」と「コアップガラナ」だッ!!
聞きなれない人も多いと思うが、北海道民に聞いたところ、「この2つを飲んだことがないのは幼児だけ」と言うほど生活の一部になっている大定番商品なのだ。そこで今回は、北海道のご当地ドリンク、リボンナポリンとコアップガラナを実際に飲んでみたぞ!
・リボンナポリンは100年以上の歴史がある
まずはリボンナポリンから。リボンナポリンとは、ポッカサッポロが製造する炭酸飲料である。1911年から販売されているから、なんと100年以上の歴史を誇るレジェンド飲料なのだ。
・鮮やかすぎるオレンジ色
その特徴は何といっても鮮やかすぎるオレンジ色。口にするのをためらうほど、むしろ毒々しさを感じてしまうほどの真オレンジ。発売当時はブラッドオレンジを原料に使用していた名残りらしいが、初めて飲む人は抵抗があるだろう……。勇気を出して飲んでみると……!
・優しい味わい
ふ……、ふ、ふつう? 脳がビックリするくらい普通のサイダーである。オレンジ感ゼロ! 果実感ゼロ!! どちらかと言えば優しい味わいで、飲む方のラムネに近いと感じた。
北海道民いわく、幼少の頃、親から最初に与えられる炭酸飲料がこれで、BBQのときや親戚で集まるときなどに、1.5リットルサイズが用意されていたという。見た目とは裏腹に、確かに子供でも飲めるような優しい炭酸飲料であった。
・ガラナの実を使った炭酸飲料
次にコアップガラナ。こちらは株式会社小原が製造するコーラのように黒い炭酸飲料で、その名の通りガラナの実が原料である。1960年代に、ブラジル大使館指導のもと日本人向けにリメイクされた、南米風味のドリンクだ。コーラで見慣れているので、色に抵抗はない。一口飲んでみると……!
・抜群のパンチ力
おぉぉぉおお! これはなかなかパンチありまっせ! コーラではなく、どちらかと言えばドクターペッパーに近い風味で、決して「体に良さそうだな」とは思えない味! ナチュラルではなくケミカルなフレーバーであるッ!! だがしかし……。
・クセになる味わい
クセになる……。これはクセになる……! 全てをかき消すほど強い味なので、そういう意味ではかなりの中毒性がある! 北海道民いわく、ガラナは部活帰りなどによく飲んだそうで、今でも無性に飲みたくなる、青春の味なのだそうだ。
リボンナポリンも、コアップガラナも北海道のコンビニやスーパーで購入できる。北海道に足を運んだ際は、ぜひ飲んでみてほしい。北海道民の体を流れる熱い血潮は、「ナポリン・ガラナ・カツゲン」で出来ていると言ったら過言だけど過言じゃないぜッ!
参考リンク:ポッカサッポロ、株式会社 小原
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼これが「リボンナポリン」と「コアップガラナ」だ。
▼ドアップ!
▼とにかくオレンジ……鮮やかすぎるオレンジ……。
▼でも飲んでみると、ビックリするくらい普通のサイダーだ。
▼こちらはコアップガラナ。
▼かなり中毒性のある強い味わいだ!
▼リボンナポリンの姉妹商品、リボンシトロンもあるぞ。こちらは北海道限定ではない。
▼北海道を訪れたら、ぜひ試してほしい!