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以前の記事で、東京は御徒町にある「せんべろ」のお店をご紹介した。『1000円でベロベロに酔える』くらい、安くて美味しいご機嫌なお店であった。そんな「せんべろ」の聖地の一つが、東京都葛飾区の立石であることは、飲んべえの間では常識だ。

私事で恐縮だが、筆者は数年前に立石を訪れて以来、あまりのうまさと安さに感激し、すっかり立石のトリコなのである。そこで今回は、私が編み出した『立石流・粋な飲み方7カ条』をご紹介したい。これを読めば初心者でも立石を満喫できるぞ!

・土曜日の昼からコースがオススメ

今回提案したいのは、土曜日の昼からコースである。平日の夜に周回しても構わないのだが、翌日を気にして思い切り飲めないくらいなら、土曜日の方が潔い。飲んで飲んで飲んで、食って食って食うのが、立石流である。無論、カロリーなんか気にしてはいけない。そして、これが『立石流・粋な飲み方7カ条』だ! 心せよ!!

・その1. 名物を覚えるべし

名店と呼ばれる店が軒を連ねる立石。「○○なら煮込み」「△△なら揚げ豆腐」「××なら水餃子」と、どの店にも名物と呼ばれる一品がある。それらを食べ逃しては意味がないので、必ず注文しよう。わからなければ、お店の人に聞こう。

・その2. 欲張りすぎることなかれ

魅力的な店が多く、ついつい欲張ってしまいがちになるが、1日で回りきるのは不可能である。半日で4〜5件が目安だ。楽しみは次回にとっておき、ゆとりを持って行動しよう。というか、高確率で酔っぱらうし、店によっては行列も出来ているので、計画を立てすぎても無駄である。

・その3. 開店時間を頭に入れるべし

仮に土曜日コース14時スタートだとすると、まだ開店していない店も多い。開店直後は人気店でも並ばずに入れることもあるから、お目当てのお店の開店時間は頭に入れておこう。

・その4. 人数は4人までとすべし

立石はカウンター仕様の店が多い。もちろん、テーブル席がある店もあるが、5人以上だと同時に入れない確率が上がり面倒だ。小回りの利く4名以下を推奨する。

・その5. 1000円札を多めに用意すべし

「せんべろ」の名の通り、とにかく安く済むので予め1000円札は多めに用意しよう。全員が1万円札しかなくお店の人に「崩してください~」と頼むのは粋ではない。会計を素早く済ませるため、余った分は次のお店へ持ち越ししよう。

・その6. 長居することなかれ

どの店でも滞在時間は1時間が目安だ。30分もザラ。行列も多いので、次の人のためにもサッと飲んでサッと出るのが粋である。長居せずに、色々なお店を回ってみよう。

・その7. わからなければ聞くべし

そして最重要なのが、「わからなければ聞く」ことである。お店の人でもいいし、隣で飲んでるおじさんでもいい。「ここは何がおいしいの?」「○○を食べたいんだけどおいしいところ教えて」と笑顔で聞けば、気持ちよく教えてくれるだろう。酒と人情の町、それが立石なのである!

他にも、例えば「おみやげを上手に活用する」「トイレの位置を把握する」など、まだまだ立石を楽しむコツはある。何度行ってもうまく、何度行っても酔えるのが立石なので、回数を重ねて、自己流・立石の楽しみ方を編み出してほしい!

Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼酒好き・うまいもの好きなら絶対に行くべし!
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