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日本だけではなく、今や世界的な人気を誇るジャパニーズソウルフード、寿司。毎日食べたいくらい好きだけど、筆者のような庶民は “回ってない寿司屋” に行くのはそれなりの勇気がいるもの。回転寿司は大好きだけど、「たまには職人技を堪能してえなぁ」と思っていたある日のこと……。

東京は御徒町で行列を発見し、先頭を見てみると『まぐろ人・御徒町出張所』とある。どうやら「立ち食い寿司」のようだ。看板を見ても値段は高くない……しかもこんなに並んでいるならウマいに違いない! というわけで、勇気を出して入ってみたところ、マジで感動が止まらない超優良店だったのだ!!

・立ち食いなので回転が早い

ご存じの方も多いと思うが、元々にぎり寿司は江戸時代にせっかちな江戸っ子のために屋台で発祥したとされている。屋台では立ち食いスタイルが主であり、当時のファストフードというべき存在であった。つまり「立ち食い寿司」は、にぎり寿司本来の食べ方なのだ。

『まぐろ人・御徒町出張所』はJR御徒町駅北口を出て、徒歩2分ほどのところにある。上野方向に向かって右側の線路沿いを行けば大きな看板が見えてくるハズだ。行列が出来ていても回転がいい店だから、そこまで並ばなくて済む。ただし、人気店なので遅い時間は品切れのネタもあるから注意してほしい。

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・職人さんの腕がハンパない

筆者が伺ったのは金曜日の20時過ぎ。ピークが過ぎた直後のようですぐに入店できた。お客さん3~4人に1人の割り合いで職人さんが担当してくれ、おまかせではなくお好みをその都度注文するシステムだ。

さっそく大好きな光物から注文したが、アジとイワシは残念ながらネタ切れ。代わりにコハダとサバを注文したら、これがめちゃくちゃウマい! 酢の〆加減も、口の中でホロリとほどけるにぎり方も絶妙で、たった2貫で「ムム……できるな!!」と思わずにはいられなかった。

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・メチャウマで高コスパ

ホタテ・トリ貝・アオヤギ・赤貝・ほっき貝・ツブ貝などの貝類も抜群のウマさ。中でもホタテはトロリと濃厚な “肝” も一緒に握られており、回転寿司ではなかなか味わえない一品である。さらには、煮はまぐりやアナゴも江戸前ならではの職人技がキラリと光っていた

店名にもなっているマグロは、天然本マグロを使用しているそうで、赤身・中トロ・大トロを注文したが、どれもハンパないウマさ。立ち食い寿司でこのクオリティとは……! しかも合計18貫とお椀を食べてお会計は3000円ちょいと、何という高コスパ!! マジ恐れ入ったッ!!

個人的には日本一ウマいと思っていた東京は立石の立ち食い寿司、「栄寿司」と同じくらい感動した。味はもちろんのこと、筆者のような小心者の庶民でも安心して入れる “回ってない寿司屋” はかなり貴重である。興味がある人はぜひ足を運んでほしい。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 まぐろ人・御徒町出張所
住所 東京都台東区上野6-3-7
時間 11:00~22:00
休日 無休

Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼最初に頼んだ、コハダとサバ。この2貫だけで「やるな!」と感じずにはいられなかった。
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▼サヨリとニシン。光物最高。
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▼ホタテとトリ貝。ホタテは肝が付いているぞ。
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▼赤貝とアオヤギ。貝類最高。
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▼ほっき貝とツブ貝。ツブ貝は北海道で食べるのと同じくらいウマかった!
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▼あふれるイクラ~♪
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▼煮はまぐり。職人技が光ってます。
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▼あなご。口の中でとろけます。
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▼芽ネギ。中には梅肉が仕込まれている。
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▼大トロと中トロ。まぐろは全て天然本マグロを使用している。もちろんガンウマ。
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▼お椀。興奮して撮影し忘れたが、赤身と穴キュウも食べました。
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▼これだけ食べてお会計は3000円ちょい! マジ高コスパ!! 絶対にまた行くッ!!
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