迷惑メールに悩む人たちにとっては朗報だが、迷惑メールをネタに記事を書く人にとっては悲報ともいうべきニュースが飛び込んできた。なななな、なんと! 迷惑メールを2年半の間に20億通も送った男が逮捕されたというのである!!
違反容疑は「特定電子メール適正化法違反」で、迷惑メールがらみの検挙は全国初! ちなみに迷惑メールの内容としては、毎度おなじみ「怪しい出会い系サイト」への誘導目的だったらしい。それにしても、一体なぜ逮捕されたのか!?
至極簡単に説明すると、以前から総務省が「あんた迷惑メール送りすぎや! めっちゃ苦情寄せられてるで! もうやめとき!!」と改善措置命令を出していたのに、注意を完全シカトして迷惑メール送り続けていたので逮捕されたらしい。逮捕されて当然だ。
それにしても迷惑メール20億通とはハンパない。1日平均だと266万通の送信だったというが、それもまたハンパない。一方、この「迷惑メール20億通男」に対し、迷惑メール評論家のGO羽鳥は何を思っているのだろうか? 自分自身に聞いてみた。
「まず、なんで俺にその迷惑メールを送ってくれなかったのかってことだよね。逮捕された彼の業者名とか、彼が運営してた出会い系サイトの名前とかでメールボックスを検索してみたけど、俺のところには届いてなかった。絶対にゆるさない!
ま、それにしても1日平均266万通ってすごい数字だよね。俺は今、いろんなアドレス使ってるけど、全部ひっくるめても1日平均2000通くらいしか届いてないもん。なんなら、俺だけに送ってくれればよかったのにね。ぜんぶ受け止めたのに」
──と、たいしたコメントはもらえなかった。また、「この先、どんどん迷惑メール送信者が逮捕されていったら、俺のネタがなくなっちゃう……」と悲しげな顔をしていたことも付記しておきたい。憎むべき迷惑メールの取り締まり、今後もガンバレ総務省!
参照元:総務省、NHKニュース、時事通信
Report:迷惑メール評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
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