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球児たちが熱戦を繰り広げている第96回全国高校野球選手権。今年は阪神甲子園球場90周年の記念すべき大会だ。選手たちは勝利するために血のにじむような練習を積み重ねてきた。試合に負けて涙する選手の姿に、胸を打たれる人も少なくないはずだ。

その甲子園の土が、ネットオークションに多数出品されているのをご存知だろうか。開幕日の2014年8月9日に無料配布された甲子園の土入りの記念品が、なんと数千円で出品されているのである。「甲子園の土」と言えば、敗退した球児が持ち帰るという印象が強い。しかし、これは何か意味合いの異なる土のように見えるのだが……。

・連日激しい戦い

今大会決勝は、2年ぶり4回目の優勝を狙う大阪桐蔭高校と、初優勝を狙う三重高校の対戦である。前日の準決勝では、大阪桐蔭は敦賀気比と激しい打ち合いの試合となり、結果、15対9で熱戦を制した。

・球児が持ち帰るのと同じ土のはず

そして迎えた決勝、桐蔭と三重いずれかのチームが優勝を果たし、敗退した学校が甲子園の土を持ち帰ることとなるだろう。ここのたどり着くまでに両校ともに、苦しい練習に耐えて、厳しい試合を制してようやくたどり着いたはずだ。

朝日新聞によると、記念品の「土」もその甲子園球場の土である。それがオークションに多数出品されているとは……。希少価値があるかもしれないが、何でもかんでも出品されてしまうのは悲しいことだ。

参照元:ヤフオク!朝日新聞
執筆:佐藤英典

▼甲子園の土単品でもっとも高かった商品、8400円(2014年8月25日13時現在)
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