日本で販売されているタバコには、2005年から警告表示の記載が義務付けられており、包装の30パーセント以上の面積を使って警告文を載せなければならない。それ以前からパッケージ側面には「あなたの健康を損なうおそれがありますので吸いすぎに注意しましょう」と記されている。これは1990年より義務付けられていたものだ。
・タバコの空箱が3000万円!?
では、それ以前のタバコはどだったのか? 実は1972年以前は注意書きが一切表記されていなかった。その注意書きのない希少なタバコの空箱が、ネットオークションに出品されている。かなり激レアであることは間違いないのだが、その開始時の価格がむちゃくちゃに高い! お値段たったの3000万円ッ!!
・注意書きのない空箱
注意書きの表記は、1972年から行われるようになっている。つまりその前までは、吸い過ぎに関する注意は何も書かれていなかったのである。ヤフオク! に出品されているショートホープの空箱は、どうやらその時代のものであり、側面には「ホープ 十本入」と「日本専売公社」(現:JT)としか記載されていない。
・1972年以前のものでは
1973年生まれの記者(私)は当然、その時代のタバコを知らない。おそらく60歳から上の世代の人にとっては、懐かしさを感じるに違いないはずである。激レアではあるものの、出品価格がかなり高めではないだろうか。空箱1つに3000万円も出せる人はなかなかいない。せめてどれだけ高くても、数百万円程度から始めるのが現実的と思うのだが……。
とはいえ、高額でも手に入れたいというコレクターもいるかもしれない。興味のある方はチェックして頂きたい。