2014年5月24日、東京都新宿区の新宿三丁目で、日本酒の飲み歩きイベント「新宿・日本酒フェスティバル2014」が開催された。全国の蔵元から集められた日本酒が、飲み放題となるイベントだ。実際に行ってきたので、当日の様子をレポートしたい。
・イベント開始前から人の列
「新宿・日本酒フェスタ2014」の醍醐味は、東京では中々味わえない地酒を堪能できること。そして、参加費用3000円を事前に払って申し込めば、日本酒を好きなだけ飲みまくれることだ。イベントは、2014年5月24日の12時30分スタートで、当日の15時30分まで。3時間の間は、何杯でもOKである。
私はイベント開始前に会場に行ってみたが、会場周辺はすでに人でいっぱい。受付があるブロックを取り囲むように列が出来ているではないか。「3時間を1分たりとも無駄にしたくない!」という参加者の意気込みが感じられた。
・日本全国から10社の蔵元が参加
受付でチケットを渡すと、参加用の袋を手渡された。中にイベントのチラシなどとともに、プラスチック製のシャンパングラスが入っている。そのグラスを片手に、店舗を回る仕組み。
「新宿・日本酒フェスタ2014」に参加した蔵元は、青森県の「桃川」、岩手県の「菊の司酒造」、福島県の「人気酒造」、新潟県の「玉川酒造」、埼玉県の「石井酒造」、富山県の「皇国晴酒造」、岐阜県の「船坂酒造」など10社。それらのお酒が、新宿三丁目にある店舗を借りて振る舞われるのだ。
・1つの蔵元につき3種類ほど用意されている
各店舗では、蔵元のスタッフの方がお酒をついでくれる。お酒の種類は1つの蔵元につき大体3種類ほど。列が出来ているところもあったが、お酒が注がれるまでに何分も待つ事はなかった。自分の順番が来ると、スタッフの方から「こちらは大吟醸」「これは辛口」などと説明を受けて、飲みたいものを選んでいく。もちろん、全種類飲んだって構わない。
・お酒のつまみも用意
また、ほとんどの店舗は、お酒だけでなく、料理も用意されていた。生ウニやさつまあげ、ハマグリやホタテの浜焼き、スペイン風タコぶつなどなど。全て有料で、1つ300円〜500円ほど。
・若年層や女性の参加者が多い
日本酒のイベントなので、てっきり年配の方が多いと思ったのだが、意外なことに20代など若い年代の参加者が多い。さらにさらに、女性だけで来ているグループも比較的多く見受けられた。
・歩けなくなっている方も
会場となった店内は、多くの参加者で溢れ、和気あいあいとした雰囲気。気持ちよく酔っている人が多い。ただ中には、「元を取らねば!」と焦ったのだろうか、歩けなくなっている方も若干いたようだ。
私自身も参加してみたが、東京のそれも新宿で、杜氏さんから直接説明を聞いて、お酒を飲めるのが嬉しい。「このように手間をかけて作られています」というお話を聞きながら飲むと、普段よりも美味しく感じるから不思議だ。
・2回目も開催予定
なおこのイベント、早くも2回目が開催予定なのだとか。場所は東京の四谷・荒木町。日時は2014年6月28日の13時から16時まで。チケットの一般価格は4500円、先着360名限定となる。2回目は、1回目とはまた異なる全国の蔵元8社が参加予定とのことだ。
「今回のイベントに参加しようと思ったものの、チケットが取れなかった」という方は、要チェックであるッ!!
参考リンク:KURAND
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼開場前の様子。ブロックを囲むように人の列ができていた
▼会場でもらった袋
▼中に入っているシャンパングラスに注いでもらう
▼この旗が立てられている店舗を回る
▼店頭で並ぶ人々
▼蔵元のスタッフの方が直接お酒をついでくれる
▼1つの店舗で複数のお酒が用意されていた
▼用意されていた料理の一例。ホタテとハマグリ
▼スペイン風タコぶつ