doraemon

皆さんは、声優が変わったアニメと聞いて、どんな作品やキャラクターを思い出すだろう? 『サザエさん』の波平さんやカツオくんにワカメちゃん、『名探偵コナン』の毛利小五郎など、が挙げられるが、やはり『ドラえもん』を挙げる人も多いのではないだろうか? 

今からちょうど9年前の2005年4月15日は、『ドラえもん』の声優が一新、いわゆる「ドラえもん第2期」が始まった日。これから10年目の年が始まる。

・10年目を迎える「新ドラえもん」

「私のドラえもんは大山のぶ代さんのドラえもん!!」という人は「もう10年目なの!?」と、驚くかもしれない。正直、私も第2期スタートは4~5年前くらいに感じていたが、間違いなく今年で10年目である。

よく「10年一昔」と言ったものだが、もう丸9年経ったということは、いまの中学生以下にとってはもう第2期の水田わさびさんこそが「私のドラえもん」なのだろう。彼らにとっては、第1期の方こそ違和感を覚えるに違いない。

・実は、2期の映画は好調

第1期世代からは「昔の方が良かった!」という声もあるが、第2期以降の映画の興行収入も好調だ。2013年の映画『のび太のひみつ道具博物館』ではドラえもん映画で過去最高の39億5000万円を記録。2期以降の平均興行収入も28億超と、数字を見ると好成績キープ、いや、さらにアップさせている。

今年の映画も『アナと雪の女王』のメガヒットに隠れつつも実はドラえもん史上最高の興行収入を狙えるほど好調だという。少子化と言われつつ、これだけのヒットを飛ばしているのは、今のドラえもんが愛されているから。寂しい気もするけれど、ドラえもんは誰が何と言っても子供のものなんだなぁ……。節目である10年目を迎え、アニメ『ドラえもん』は、どのように進化していくのだろうか?

・大山のぶ代さんは声優として活躍中

今のドラえもんも素晴らしい作品だ。とはいえ、ずっと親しんできた大山のぶ代さんの声を忘れたくない!! なお、大山のぶ代さんは、『ダンガンロンパ』のモノクマ役や、『おにく大好き! ゼウシくん』のミノ太役で活躍中。あのドラ声は健在である。

参考リンク:映画ドラえもん公式サイト年代流行
執筆:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.

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