待ちに待ったお盆休み。しかし、外出したところでどこも人だらけ。意外とやることなくて家にいる……。という最高なあなたに、映画やドラマを勝手にオススメしようというのがこの企画だ。
私(あひるねこ)がオススメしたいのは、『映画ドラえもん のび太の海底鬼岩城』である! よりによってドラえもんかよ、と思うなかれ。ハッキリ言って、この映画以上に夏休みにピッタリな作品は存在しない。なぜかをこれからご説明しよう。
・過去の名作
『海底鬼岩城』が公開されたのは1983年。そう、クッソ古い。私よりも年上である。でもドラえもんの映画なんていっぱいあるのに、何でわざわざそんな古い作品を見るの? そういう風に考えてしまうのは素人だ。今回のテーマが「お盆・夏休み」であることをお忘れか。
・「夏休みっぽさ」がたまらない
ドラえもん映画には、夏休みの期間を描いた作品がいくつか存在する。その中でも、個人的にもっとも「夏休みっぽい」と思うのが『海底鬼岩城』なのだ。特に、冒険に行く前の描写が非常に素晴らしい。異論・反論はあると思うが、こればかりは譲れないのである。
・前半が至高
加えて、再び超個人的な意見を書くと、ドラえもん映画の魅力とはその前半部にあると思う。つまり、いつも通りの日常を描きつつ、徐々に事件・冒険に巻き込まれていく過程である。『海底鬼岩城』の場合、夏休みに冒険へ出かけるぞ! という最初の雰囲気がとてもいいのだ。
夏休みだからみんなでキャンプに行こう。山? 海? じゃあ海底で山に登ろうぜ。でも宿題はどうする? 全部終わらせてママの許しをもらおう。のび太は心折れかける。でも頑張る。みんなで頑張る。そして全部終わった! 出発だーーー!! このあたりの描写が、子供ながらにすごく共感できたことを覚えている。
・小学生の頃を思い出せる
大人になった今見ても、当時の気持ちがよみがえってくるから不思議だ。夏休みは宿題が多くて小学生も意外と大変だよなとか。友達とちょっと遠出する感じとか。お盆休みだからこそ、少しの間仕事のことを忘れ、あの頃の夏休みを思い出すのもいいかもしれない。
・というか全編が至高
ここまで作品前半の話ばかりしてしまったが、本来ならここからが本番だ。海底でのキャンプは、ドラえもん映画お得意のワクワクが止まらない名場面であり、プランクトンを使った料理はやけにウマそう。怖くて不気味なシーンもあって、最後はバギーちゃんの勇気に涙する……。
いかがだろうか? ドラえもん映画の中でこの作品が1番だとは言わないが、夏休みを感じられるという点ではベストではないかと思う。私はむしろ、家で暇しているあなたが羨ましい。この休みに『海底鬼岩城』を見られるからだ。悪いことは言わない、必ず見るべし!
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
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