2013年、ニューヨークで大ブレイクしたスイーツをご存じだろうか。それはクロワッサン生地で作ったドーナツ、「クロワッサンドーナツ(クロナッツ)」である。これを考案したドミニク・アンセル・ベーカリーでは、連日大行列になり、購入商品を転売する輩まであらわれたというから驚きである。
実は2014年4月1日から、ミスタードーナツでも期間限定で販売開始になる(商品名「Mr.CroissantDonut」)。それまで待てないという方は、関東を中心に店舗展開しているベーカリーチェーン「バンデロール」で購入できるぞ。一体どんなスイーツなのだろうか?
・ひとり6個まで
同社では2013年7月1日から全国約80の店舗で、クロナッツを販売している。すでにそれから9カ月以上が経過しているのだが、いまだに人気は衰えていない様子。その証拠に、店舗では購入個数に制限を設けているようだ。記者(私)が訪問した東京・東陽町(B’s Cafe)の店舗では、「おひとり様6個まで」と陳列されている商品のところに掲げられていた。
・人気商品は早くなくなる?
しかも売れ筋商品は購入競争が激しいようで、昼すぎあたりにお店に行くと半分の商品がすでに品切れだった。恐るべし、クロナッツ旋風である。今後ミスドで販売が開始されれば、さらに強いクロナッツの風が日本中に吹き荒れることになるのではないだろうか。
・サックリとカリッと
さて気になる味の方だが、お店の商品説明には、サックリとしたクロワッサンをカリッと香ばしいドーナツに仕上げた、とある。クロワッサンといえば、ふわふわとした柔らかい食感も魅力のひとつなのだが、それがどうドーナツと融合したか。実際に食べてみると……。
・クロワッサンのイメージ
たしかにカリッとしているが、サックリとはいかない。サクサクした食感は最初の口当たりだけで、あとはチョコレートのコーティングのためか、糖度を帯びた粘りがある。クロワッサンのイメージを強く抱いていると、思ったほどサクサクしていないので、アレ? と違和感を覚えるかもしれない。どちらかといえば、砂糖とバターでコーティングするクイニーアマンに近い感じだろうか。
・ミスドは1個180円
ちなみにB’s Cafeでは1つ160円で販売している。ミスドは180円で販売の予定。なお、ミスドは独自の製法で作り上げるとのことなので、バンデロールのものとはまた違う食感になるかもしれない。食べ比べてみるのも、面白いかもしれない。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 B’s Cafe 東陽町店 (ビーズカフェ)
住所 東京都江東区東陽6-3-1 サミットストア内
時間 10:00~2100
定休日 なし(サミットストアに準ずる)
Report: 佐藤英典
Photo: Rocketnews24
▼クロワッサンドーナツの断面。層にはなっているが、思ったほどサクサクはしていない