ユニークな商品が多数出品されているネットオークションサイト「ヤフオク!」。自作商品を出品している人も多いのだが、最近出されたある出品者の絵画が話題になっている。
サインペンでわら半紙に描かれたというその作品は、一見落書きのようにしか見えない。だが、その価格がおよそ手の届かないほどの高値なのである。全62作品中の最高価格は1000万円! 作品の説明には次のように書かれている。
・1000万円で出品された絵の説明
「約10センチ四方の無印良品藁半紙メモ帳に描き上げた絵画です。15年ほど前に購入したサインペン(緑)を用いております。日付・サインは未記入の状態で完成と捉えているものではありますが、ご希望に応じて追記も可能です。ご相談ください。制作期間は一日、2014年1月24日の仕上がりです。制作日時点で、他に同じ構図の作品は手がけておりません」(ヤフオク! より引用)
・シンプルな絵
正直申し上げて、誰にでも描けるようなシンプルな絵に見えるのだが、この作品はどうやら価格も含めた芸術のようである。別の作品に投稿された質問に対して、出品者は次のように答えている。
・値引きの相談をした質問者への回答
「ご質問有難うございます。結果的に揚げ足を取ったような形になってしまい申し訳ありません。芸術と切り離した現実的な側面だけを申し上げれば、絵画の画材数円と封筒代十数円と郵送料80余円とヤフーに払う十数円がペイできれば、具体的な実利をむさぼりたいわけではございません。ただ、値段込での芸術、と理解していただければ幸いでございます」(ヤフオク! より引用)
また「手の届かぬ値段にこそ価値が潜むこともある」とも説明している。なるほど、ヤフオク! に出品すること自体が、この出品者の表現なのかもしれない。ちなみに価格は変動する可能性もあるのだとか。
他の作品を見ても、高いものは数百万円もの高額。なかなか簡単に購入するという訳にはいかないが、どうしても買いたいという人は、価格が変動するタイミングを待った方が良いのかもしれない。
参照元: ヤフオク!
▼1000万円の作品「あれれ、ここにあった新しいペン知らない?」
▼980万円の作品「ポルストクとの邂逅」
▼900万1円の作品「詩集『長芋と兎』より その1」
▼830万円の作品「頭皮在住妖精とのアイス購入逃避行」
▼621万円の作品「『コーカソイドになりたくて』 弱枕強食の世界」