d4nny

インターネット上には、数えきれないほど多くのミュージックビデオが公開されている。YouTubeが登場して以降は、プロアマを問わず誰でも簡単に自作動画を公開できるようになり、音楽シーンでは無名でもネット上では注目を集めるアーティストも増えているようだ。

最近一人の無名ヒップホップアーティストが、海外ネットユーザーの間で話題を呼んでいる。彼の名は「D4NNY」(ダニーと読むようだ)。彼のミュージックビデオに注目が集まっている。だが、不名誉なことに、最悪なミュージックビデオ(Worst Music Video Ever)と呼ばれてしまっている。実際に見ると、たしかに見ていてちょっと辛い……。

・現在までに320万回視聴

彼の楽曲『Goodbye』のミュージックビデオが公開されたのは、2013年5月末のことだ。どこから火が着いたのか不明なのだが、現在までに320万回以上視聴されている。この動画を見た海外ネットユーザーからは、かなり厳しいコメントが投稿されている。

・海外ネットユーザーの声

「めっちゃうけた」
「爆笑」
「変な髪」
「この子は具合が悪いの?」
「辛いなあ」
「マジなの?」

・自信なさそうな姿が酷評の原因か?

おそらくではあるが、ちょっと自信なさそうに歌っている様子が、酷評を浴びる原因になっているのではないだろうか。歌唱力だけでなく、彼の動きもイマイチ吹っ切れていない感じがして、見ていると気持ちがふわふわして不安になってしまう。そして最後のシーンで、何か白いもの(布?)を投げているのも気になる。あれは一体何だったのだろうか?

・新作発表でファン激増!

ちなみにその後の彼なのだが、実は2013年10月に新しいビデオを公開している。あまり歌唱力は向上しているとは言えないのだが、彼が楽曲制作に前向きであることを讃えるコメントが相次いでいる。「悪口をいうヤツのことなんか忘れて、やり続けろ!」や「この曲のビートが好き!」、「音楽を作り続けろ」など、励ましの言葉が続々と投稿されている。

正直、お世辞にも上手とは言えない。だが、彼が野心を持って制作を続ける限り、彼にしか作り出せない独創的な世界が待っているはずだ。D4NNYの次回作に期待したいッ!

参照元: YouTube D4nny Musicsmileitsgood1
執筆: 佐藤英典

▼最悪のミュージックビデオと言われた『Goodbye』

▼2013年10月公開の『Remember The Times…』。酷評にもめげずに新作発表したことに、励ましのコメントが続出