福岡市がインターネット上に設けた仮想の行政区、「カワイイ区」を覚えているだろうか? これは、福岡市の魅力や特性を「カワイイ」というコンセプトのもとに、伝えていく取り組みだった。初代区長を篠田麻里子さんが務めていたのだが、「カワイイ区は男女差別を助長するものではないか」などの苦情(4件)を受けて、市の意向により約半年で退任したのである。
・なぜ今、新区長?
その後、福岡市は後任の区長について何もアクションを起こして来なかったのだが、2013年9月11日に突然新しい区長を選出したことを発表した。その人物とは、YouTube やブログで日本での生活を伝えるカナダ人のミカエラ・ブレスウェートさん(25歳)である。どうして今になって、新区長を選出したのだろうか?
・新区長は人気動画配信者
ミカエラさんはネット上で有名な人物だ。彼女が超美人であるうえに、コンスタントに動画を配信しており、動画の総再生回数は1000万回を超えている。人気動画配信者といっても過言ではないだろう。
・苦情に対する具体策は?
福岡に住む彼女が、新区長に選ばれたのは不思議ではない。しかし、以前のようにまた苦情が来ることはないのだろうか? このことについて市の企画課長は「以前は広報の仕方に誤解を与える表現があった」としたうえで、「今後は配慮して運営したい」と説明しているという。
具体的な対策が示されていない以上、再び苦情が来る可能性も否定できないだろう。また篠田さんの後任ということで、ミカエラさんの担う役割は大きいはず。住民登録したであろう、篠田さんのファンやAKB48への配慮も必要になってくるのではないだろうか。とにかく以前のように、せっかく登録した人たちを放置しないで、しっかりとケアして頂きたい。
▼新区長のミカエラ・ブレスウェートさん
▼以前の特別住民票はどうしたら良いのだろう。新しいものを再発行してくれるのか?