台湾旅行といえばやはりマッサージが人気だ。現地ではゴージャスなたたずまいのマッサージ屋から、路面で行われるリーズナブルなものまでニーズに合わせて選ぶことができる。
そんな台湾マッサージ界に革命が起きたらしい。その新風を吹き込んだマッサージ店の名前は『蒼藍薔薇 執事 舒壓按摩會館』。文字通り執事さんがマッサージをしてくれるという。実際に体験してみたのだが、これはヤバイ!! 気持ちいいいぃぃぃっ! あまりの心地よさに10分で昇天するかと思った。
・『蒼藍薔薇執事マッサージ』
優しい執事さんがマッサージをしてくれるのは、台北駅直結のサブカル街・台北地下街の奥にある『蒼藍薔薇(そうらんばら)』だ。青い薔薇、英語名だと『BLUE ROSE』である。
・乙女チックな店構え
台北地下街にはいくつかマッサージ店があるが、『蒼藍薔薇』は店構えが明らかに違う!! 花柄の椅子にキラッキラのシャンデリア、キュートなリボンにフワフワのクマちゃん。異常なまでに乙女仕様だ。しかし、あくまで路面タイプ。店はものすごいオーラを放っていた。
・執事さんには日本風の源氏名
勇気を出して声をかけてみると、「マッサージですね、はい、お嬢様。こちらにどうぞ」と優しくエスコートしてくれた。そしてカッコよく燕尾服を脱ぐ執事さん! すると彼の胸に「藤島徹」と書かれた名札を発見。え、でも執事さんは台湾人ですよね? と聞いたところ、店を日本風にしているので日本名をつけていると話していた。
・確かなテクニックに定評あり / 高齢者も来る人気店だった
この店の基本メニューである、肩から上のマッサージをお願いした。執事さんは、基本は紳士的に優しく体に触れてくる。だがそれでいて、物足りないというわけではない。首の凝りかたまった部分はグリグリと指を当てる。しかし痛くはない。優しく絶妙な力加減でもみほぐしてくれるのだ。ああああああ、これは大変よろしゅうございますなぁ!
お店はなかなか繁盛しているそうだ。「私たちのテクニックが良いと評判をいただきまして、多くのお客様がいらっしゃいます」とのこと。奇抜なだけではない、確かな技術の証である。実際、記者(私)の横でも、おじいさんが執事さんのマッサージを受けていた。
・リーズナブルな価格に胸キュン
執事さんがやってくれるし、お高いんでしょう? と思っていたが、執事マッサージの値段は10分間で99台湾ドル(約330円)である。ちなみに台北地下街の同様のマッサージ店の相場は10分で100台湾ドル(約340円)。執事がマッサージをしてくれるという付加価値がついているのにも関わらず非常に良心的な価格である。お嬢様扱いしてくれて、昇天レベルのマッサージ、さらにリーズナブルな価格には胸キュンだ。
こちらのマッサージは10分からお願いすることができるので、予定をガッチリつめている旅行者でも利用しやすいシステムだ。そこらのマッサージ屋さん以上の心地よさ。台北で疲れを癒したい人は是非行ってみてほしい!
■紹介したお店のデータ
店名:『蒼藍薔薇 執事 舒壓按摩會館』
住所:台北市市民大道一段100号地下街美食区S19室
(台北地下街S19)
営業時間:11:00~21:00
Report:沢井メグ
▼こちらが台湾の執事マッサージ
▼思いっきり路面である
▼この日、店にいた執事のお二人
▼みなさん日本人風の名前をつけているそうだ
▼執事目当ての女子以外のお客さんを発見! 彼らのテクニックの証だと言える