野球では、ファンサービスの一環で観客席にボールを投げ入れることがよくある。ファウルや 3アウトでチェンジをする際に投げられることが多く、子供たちはこぞって受け取りに走るものだ。
そんな中、メジャーリーグで観客席に投げ込まれたボールが感動的なドラマを生んだと話題になっているぞ。その様子は動画「2013/09/01 Generous young fan saves the day」で確認可能だ!
・メジャーリーグの試合にて
2013年9月1日、心温まるドラマはアリゾナ・ダイヤモンドバックス vs サンフランシスコ・ジャイアンツの試合で起きた。8回表、痛烈な打球がファウルで一塁側のフェンス際に飛んだ時のことだ。子供たちはボールをもらうべく前列に集まり、選手もそれに応えて観客席に向かって投げ込むのだが……。
・捕球できずに泣きじゃくる少年
待ち構えていた父親と男の子に向かって飛んでくるボールは、無情にも横にいた少年たちがキャッチしてしまう。父親は天を仰ぎ、「ダメだったかぁ」と息子の頭をポンポン叩きながら諦めるのだが、男の子はダイヤモンドバックスの帽子を深くかぶり、プレーが再開しても前を見れないほど泣いてしまった。
・ヒーロー見参
その光景を見かねたのだろう。ジャイアンツの帽子をかぶった少年がサッとそばに近寄り、なんと自分のボールをプレゼントしたのである! ケースに入っており、買ったばかりのものと思われるが、それを何のためらいもなく男の子にあげてしまう。気前がいいというか、思いやりの心が素晴らしい!
・少年には球団からプレゼント
いいことをするとそれが返ってくるとはよくいったもので、一連の流れを見ていたと思われる女性の球団関係者が、少年にサインボールをプレゼントする。少年は照れくさそうにもボールを受け取ってハイタッチを交わし、周囲は拍手に包まれたのだった。微笑ましい光景であり、感動的なシーンだ。
その後、男の子が再び映し出されるが、よほど嬉しかったのであろう。右手にはしっかりともらったボールが握られていた。皆が笑顔になれたのは、敵味方関係ないジャイアンツファンの少年の優しさ、そして球団関係者のナイスプレーがあったからだろう。
▼飛んできたボールは横にいた少年たちがキャッチ!
▼えんじ色のTシャツの少年、やばい、泣きそう……
▼ダイヤモンドバックスの帽子を深くかぶり号泣。すると……
▼ジャイアンツの帽子をかぶった少年が自分のボールを差し出す!
▼なんという思いやりのあるジャイアンツ少年!
▼大事そうにボールを手にするダイヤモンドバックス少年
▼球団関係者がサインボールをプレゼント!
▼最後はみんな笑顔に! 彼と球団関係者のファインプレーに拍手だ!!
▼動画はYouTubeで見よう
http://www.youtube.com/watch?v=-pB3aqD86Yk