「ケータイチェック」と「涙」は恋愛における女性の専売特許というイメージでしたが、最近は男性が涙を流すこともあるようです。筆者も知人女性たちから、「いやー、彼氏に泣かれちゃってさー」という話をちょいちょい聞くようになりました。状況にもよるかと思いますが、あなたは男性の涙をどう思いますか? 今回は男性の涙について考えてみたいと思います。
1.感動の涙
映画やドラマ、スポーツを観て流す感動の涙は、感受性が豊かな証として好印象のようです。とはいえ、実際に感動の涙を流す男性は少ないように見受けられます。これは決して、男性が映画等に感動していないわけではありません。良い作品に触れれば心は動きます。しかし、涙を流すまでにはなかなか至りません。これは、男性が全般的に「感情移入」を苦手としているからでしょう。
・幼少期の遊び方が感情移入に影響
女性は、幼少期からおままごとやお人形さんごっこなどに親しむ傾向が強いため、感情移入が得意です。大人になっておままごとやお人形さんごっこから卒業しても、その名残で、友人の失恋に涙するなど、感情移入能力をフル稼働させています。それに対して男性は、野球やサッカー、鬼ごっこなど、感情移入を必要としない遊びに親しんできたため、感情移入が苦手です。
・最近はゲームの影響で男性も涙
しかし最近はゲームの普及で、感情移入することに男性たちも慣れてきました。ゲームの登場キャラクターに感情移入したり、影響を受けたりすることも珍しくないでしょう。そういった影響も手伝って、映画やドラマで涙を流す男性も増えつつあるのでしょう。もし貴女の彼氏が映画等に涙したら、「こいつ、ゲーム廃人か?」などと勘繰らず、素直に「感受性豊かな人なのだ」と受け止めましょう。
2.痛みにともなう涙
痛みの度合いにもよりますが、痛みにともなう涙の印象は悪いようです。飼い猫に噛みつかれて流す涙や、急所を強打して流す涙に対して、女性たちは「オトコらしくない」と冷めた気持ちになってしまいます。たしかに、子どもじゃあるまいしと思っちゃいますよね。もし貴女の彼氏が痛みにともなう涙を流したら、オトコらしくないので別れましょう! というのは冗談で、「急所強打の痛みは女性の想像を絶するものなのだ」と、考え方を変えましょう。
3.笑いすぎて流す涙
笑いすぎて涙が出てくることもあります。これは喜んでいいでしょう。もしも貴女の発言で彼氏が笑いすぎて涙を流したら、彼氏が心の底から面白いと思った証拠。男性は女性に対して、抱腹絶倒の面白さを求めているわけではありませんが、つまらんオンナよりはおもろいオンナの方が一緒にいて楽しいと思ってもらえるはず!もし貴女の彼氏が笑いすぎて涙を流したら、自分のユーモアセンスに大いに自信を持ちましょう。
4.色恋沙汰に関わる涙
もっとも厄介なのが、ケンカや別れ話の際に泣かれるパターン。男性は子どもの頃から、「男の子なのだから泣いちゃダメ!」としつけられてきているイメージが強いせいか、色恋沙汰程度では泣かないと思われがちですが、最近はこのパターンで泣く男性が多いです。
・自分が泣くなら、相手の涙を責めない
彼氏が色恋沙汰で涙を流したら、「困るんですけど」と返しても構いません。ただし、そのひと言を出すのなら、貴女自身も泣かないことが大前提です。「私はオンナだから泣いてもOK」という姿勢はあまりにも身勝手。自分も泣いちゃうかもしれない状況なら、相手の涙は責めるべきではないでしょう。
時と場合によるとは思いますが、できれば男性には涙を見せて欲しくない。そう思うのが、女心というものではないでしょうか。もしも流れるとしても、感動が笑いすぎの涙であって欲しいと願います。