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飲酒運転の防止や健康のために、多くのメーカーから「アルコールが入っていないお酒テイストの飲料」が売られている。ノンアルコールだから、飲んだあとに運転しても飲酒運転には当たらないという。しかも一部の酒屋に行くと「ジュース類」のタグがつけられていることもある。

だが、アルコールが入っていないにもかかわらず、購入には年齢確認が必要だ。アルコールが入っていないのにどうして? 未成年は飲んでもいいの? いけないの? 気になったのでメーカーに聞いてみた!

・法的な問題や体への害はない
日本を代表するビールメーカー『キリン』、『サントリー』、『サッポロ』そして『アサヒ』にアルコール0.00%と表示されているノンアルコールビールの未成年の飲用について聞いてみた。

すると4社とも「アルコールが全く入っていないので、未成年が飲用しても法律には触れません」とのこと。加えて「体にも害はない」という。な、ナニッ!? じゃあ、飲んでいいの?

・でも未成年は飲まないほうがいい
だが、「法に触れていない=未成年に勧めてよいもの」という訳ではなさそうだ。その主な理由は以下のとおり。

「ノンアルコールビールはあくまで20歳以上を想定して開発されたものです。本物のビールに非常に近い味になっているので、未成年が興味を持ち飲酒のきっかけになる危険性があります。そのため未成年の方の飲用はご遠慮いただいております」

以上の理由からメーカー側は、ノンアルコールであっても未成年には販売しないよう販売店に通達を出しているという。実際に販売店では購入時に年齢確認があり、成人でなければ購入することはできない。なるほど! そういうことだったのか! 

・未成年の飲酒は将来に悪い影響を与えるという研究も
ある専門家は「思春期にアルコールを飲み始めると、酒におぼれやすくなる」という研究結果を発表している。10代のちょっとの興味が、将来、アルコール依存症を引き起こす可能性だってあるのだ。

未成年がアルコール0.00%の飲料を飲むことに法的な罰則はない。しかし、将来、健康的にお酒とつきあうためにも未成年自身はもちろん周りの大人も勧めない方がいいだろう。ノンアルコール飲料も20歳を過ぎてから、だ。

Report: 沢井メグ
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▼アルコール0.00%のビールテイスト飲料

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▼「ALC0.00%」の表示

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▼ブラックもあるで

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▼「20歳以上の方を想定して開発」

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▼こちらは一般的な「ビール」

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▼「飲酒は20歳になてから」の表示

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▼ノンアルコール、法に触れはしないが体のためにも未成年は飲まない方が良さそうだ

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