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2012年夏から秋にかけて、他人のパソコンを遠隔操作して犯罪予告を繰り返す事件が発生しました。この事件は現在もなお、逮捕された30代男性の容疑者に対し捜査が続いています。

・逮捕から3カ月で記録媒体発見
逮捕前に容疑者は、事件に関する記録媒体を東京近郊の「雲取山」に隠していると伝えていました。2013年1月の段階で発見されなかった記録媒体が、5月16日に発見されたとのことです。あらためて、大まかな事件の流れを振り返ってみましょう。

・容疑者逮捕までの流れ
2012年6~9月 パソコン遠隔操作による犯行予告が繰り返される
2012年10月 弁護士宛に「真犯人X」として遠隔操作に関するメールが届く
2012年11月 「真犯人X」と見られる人物から自殺をほのめかすメールが届く
2013年1月1日 報道機関や関係者宛に「謹賀新年」と題して挑戦状メールが届く(雲取山に関するヒント)
2013年1月5日 「新春パズル~延長戦~」として、新たな挑戦状メールが届く(江の島に関するヒント)
同日 警視庁は江の島の地域猫から、記録媒体を回収
2013年2月10日 容疑者とみられる30代男性を逮捕

・凍結していた付近で発見
2013年1月1日の段階で、警視庁が雲取山を捜索した結果、何も見つけることができませんでした。しかし今回の捜査で、当時凍結していた付近を調べたところ記録媒体を発見したそうです。

・記録媒体の中身
江の島で発見された記録媒体には、一連の事件にいたる犯行動機やソースコードが記録されていたことが明らかになっています。雲取山で見つかった記録媒体には何が入っているのでしょうか? 今後の捜査で明るみになるものと思われます。

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参照元:毎日新聞,TBSNews
Photo:Rocketnews24