皆さまからの色恋に関する素朴な疑問やお悩みに、恋愛コラムニストの菊池美佳子がお答えさせて頂きたく「ミカコの色恋相談室」。第9回は、27歳の女性から寄せられたご相談です。
■27歳の女性からの相談(ねえさん)
「27歳彼氏無しの女です。今好きな人がいます。5歳も年下の男の子で……最近から、たまに連絡を取り合うようになったくらいですが、私は20歳くらいから、男性ときちんとした付き合いもせず、体の関係ばかりの恋愛ばかり続けてきました。
その間、ちゃんとしたお付き合いした方もいたのですが……長く続いて半年超えるくらいで、1年前に付き合っていた方とも、好きで付き合っていたのかわからない始末です。いま好きな人とも、どうやったらうまくきちんとした恋愛に持っていけるのかわからないし……自分に自信がなくて……この先どうゆう風に展開して行っていいのかわかりません……。どうかこんな私にアドバイスください」
・歳の差は気にしない
初めまして、コラムニストの菊池美佳子です。ねえさんは、現在27歳とのこと。いま想いを寄せている男性は、22歳ということになりますね。最近は、芸能人だけでなく、私たち一般人でも年の差恋愛や歳の差結婚が珍しくない時代ですから、5歳差は全く気にしなくてよいと思いますよ。いま現在は、たまに連絡を取り合う仲とのことで、これからどのように発展させていくか、一番ワクワクする時期かと存じますが、過去の恋愛経験がネックとなって、今後の展開に悩んでらっしゃるようですね。
・カラダメインの関係も珍しくない
まず、二十歳くらいから現在に至るまで、男性とのきちんとしたお付き合いのご経験がなく、カラダの関係メインのお付き合いばかり続けてきたとのことですが、ねえさんのようなケースは決して珍しくないと思いますよ。現代は、恋愛に対して「面倒くさい」などの理由で積極的になれない若者が増えています。異性とかかわりを持つことよりも自分の趣味等を優先させたいタイプの人や、異性とのかかわり合いには関心があっても、いざ正式交際となると敬遠してしまうタイプの人が非常に多いです。
・ヤラミソ
そういった背景から、かつてのヤラハタ(「やらずの二十歳」の略。二十歳を過ぎる頃までには性体験を済ませておくべきだ、という考え方)思考から、ヤラミソ(「やらずの三十路」の略。三十路くらいまでは童貞・処女でいても良いだろう、という考え方)思考に変わってきています。「ほんまかいな?」と思うかもしれませんが、雑誌やテレビなどのメディアで話題に上るのは、一部の恋愛リア充ネタがメインのため、イマイチ実感が沸かないかもしれませんね。
・先に済ませたわ!
よって、「きちんとしたお付き合いの経験がないのに、ヤることだけは済ませてしまった」とネガティブに捉えるのではなく、「きちんとしたお付き合いの経験はまだないけど、ヤラミソ風潮の中、性経験は先に済ませておいたわ!」と、ポジティブに捉えましょう。しかもねえさんの場合は、これまで正式交際に至った男性の存在もあったとのことですから、もっと自信を持っていいと思いますよ!
ねえさんが自信を持てないのは、長く続いたお付き合いの経験がないことが理由になっているようですね。長く続いて半年とのことですが、半年ってけっこう長いと思いますよ。たとえば、今は3月下旬ですが、今から半年先は9月下旬……。春・夏・秋と、季節を三つもまたぐことになります。VIVA・半年です! もっともっと自信を持ちましょう。
・「とりあえず付き合ってみる」は向かない?
とはいえ、人によっては、お若くても一年、二年と長く安定した交際を続けている人もいますよね。彼らの交際が長続きする秘訣は色々あると思いますが、それにならう前に、まずねえさんの交際がなぜ半年以上続かないのか考えてみましょう。一年前に付き合っていた男性に対して、「好きで付き合っていたのかわからない」とのことですが、原因はそこにあるのでは? 私たち大人は、「すごく好きってわけではないけど、嫌いではないので、とりあえず付き合ってみることにした」という感覚でお付き合いが始まることがあります。そこから愛が育まれていくパターンもありますが、ねえさんの場合は、「とりあえず交際」が向かないタイプなのでしょう。
・本当に好きな人
では、ねえさんに向いているのはどんなお付き合いなのでしょうか? 私は、「とりあえず交際」の逆で、本当に好きな人とお付き合いすれば、長く続くと思いますよ。5歳年下の男性に対しては、いま現在の段階から「好き」という気持ちがはっきりしているのですから、晴れて両想いになったあかつきには、「好きな人とのお付き合いなのだから、長く続かせるためにはどうしたらいいか?」と、脳が自然にフル回転するでしょう。
・つまらん女にならないこと
好きな人とのお付き合いで、もっとも注意しなければならないのは、「つい、イエスマンになってしまう」という点です。お相手の生活サイクルに自分の生活サイクルを合わせたり、手抜きデートでも「はい、よろこんで!」とありがたがってしまったりなど、相手に徹底して合わせることが、「自己主張のない、つまらん女」と、男性を退屈させてしまいます。この点は、実際にお付き合いが始まってから気を付けるとして、今は彼との距離を縮めることに集中しましょう!
「つまらん女」の逆、「おもろい女」になることが、彼との距離を縮めるのに効果的だと思いますよ。ギャグを言って笑わせるという意味ではないのでご安心くださいね。いま現在は、「たまに連絡を取り合う仲」とのことですので、まずはノリのいい・楽しいメールを心がけて頑張ってください。
Illustration:Rocketews24
恋愛コラムニスト:菊池美佳子 Twitter / ブログ
※ ご相談お待ちしています
このコーナーでは皆様からの質問をお待ちしています。恋愛コラムニストの菊池美佳子先生に、恋愛について質問したいという方は、お問い合わせより、「恋愛相談」と明記のうえ送信してください。相談内容はできるだけ具体的にお願いします。なお質問については、編集部で検討したうえで採用させて頂きます。あらかじめご了承ください。