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工作が得意な不思議なお兄さん「ノッポさん」とおにぎり大好きな「ゴン太くん」が登場するNHKの工作番組『できるかな』。

30代以上の人はこの『できるかな』を見て工作に親しんだ人も多いだろう。1990年に惜しまれながら最終回を迎えたが、今でもノッポさんやゴン太くんの人気はとても高い。

その「ノッポさん」からのメッセージがとても感動的だと今、ネット上で話題になっている。これは子どもたちに向けたものではない。小さな頃『できるかな』を見て育った大人へのメッセージ「大人になったみんなへ」だ。

動画では「昔小さかったみなさん、お久しぶりです」とノッポさんが話すところから始まる。ノッポさんがしゃべった!! ノッポさんといえば番組内では一言も声を出さなかったことで有名。最終回で初めてしゃべったのだが、ネットユーザーの中にはノッポさんの肉声を初めて聞くという人も少なくないようだ。

大人になりお父さんお母さんになったかもしれない当時の視聴者に向けて話している。メッセージは、ぜひノッポさんの肉声で聞いてほしいのだが、当時、楽しい工作を教えてくれたノッポさんが、こうして大人になった我々に再度こんなに大切なことを教えてくれるとは、胸が熱くなる思いである。

・ノッポさんメッセージへの反応
「うわあああ。めちゃくちゃしみる」
「泣いた」
「ありがとうノッポさん。その気持ち伝えていくよ」
「ノッポさぁん(涙)。はい、私も母親になりましたよぅぅ」
「ノッポさん!!」
「ノッポさん、ありがとう」
「ノッポさん、俺、今でもものづくりしてるよ」
「私も大好きでした」
「昔小さかった皆さんお久しぶりです で思わず泣いた」
「あー…ノッポさん世代にとってこれは涙腺が危ない」

……と、感激の声が飛び交っている。このメッセージ自体は数年前に公開されたものだ。しかし、今でも多くの人が感動しており、ノッポさんがいかに慕われていたかがよくわかる。

番組終了から23年。工作を教えてもらっていた立場から、今度は教える立場に。そう思うと感慨深い思いでいっぱいである。

(文=沢井メグ
(イラスト: マミヤ狂四郎
参照元:Youtube shakujii1

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