10年にわたり政府高官や富豪に売春を繰り返し、100億円近く荒稼ぎしていたと報じられた女優のチャン・ツィイーさん。彼女の売春疑惑には失脚した大物政治家の名前も浮上し、世界中のファンが衝撃を受けたことは本誌でもお伝えした。

疑惑についてはチャンさんサイドは文書で否定をしていたが、なんとチャン・ツィイーさん本人が会見を開いたのである。マスコミ嫌いで有名な彼女が会見を開くとは!? 注目が集まった。

5月30日、チャンさんが現れたのは中国海南島にある海口市で行われた第12回チャイニーズ・フィルム・メディア・アワードの授賞式だ。この式典では、チャンさんはプレゼンターを務めると共に自身も賞を受賞。そのパーティの席で、ここ数日騒がれている超高額売春疑惑について会見が開かれた。

事が事だけにピリピリムードかと思いきや「こんな遅い時間までありがとうございます。皆さんのお時間を少しだけいただけますでしょうか? 終わったら夜食を召し上がってくださいね!」とジョークを交えながらなごやかな雰囲気で会見は始まった。

■一連の売春報道は完全否定「どんな代償を払っても正義を求める」
「報道に関しては事実無根です」と完全否定。「どんな代償を払っても法的手段をもって正義を求めます」と強い口調で争う意思を見せた。

チャンさんと言えば大のマスコミ嫌い。今まではどんなゴシップにも釈明などはしてこなかった。それは「潔白である者は何も言わなくても潔白であり、根拠のない噂は時間が解決すると思っていたから」だという。

しかし、今回の件では、多くのネットユーザーが「映画界では売春行為は日常茶飯事だ」と決めつけているのを見て、映画界全体への侮辱だと感じ会見を開くに至ったのだそうだ。女優としての誇り、そして映画を愛する気持ちが彼女を動かしたようだ。報道陣の質問にも丁寧に答えた。

■売春を報じたメディアには怒り心頭、しかし女優業に影響はない
売春を報じたメディアや心ないネットユーザーに対し「さらに嘆かわしいのは、このような話題で大衆を挑発し、愚弄していることです」と強く批判。「(売春報道を報じた)メディアには私自身、そして皆さんへの説明を求めます。怒りを感じると共にとても辛いです」とした。

だが、彼女は感情的にはなっておらず、むしろ落ち着いているそうだ。仕事にも影響はないという。「今回の件については、みなさんが私を支持してくれていると信じており、とても感謝しています。私は一人ではありません」「満足できる結果を待ちましょう」としめた。

この会見についてファンは

「さすがチャン・ツィイー!!」
「よかった! 彼女は潔白だった」
「凛としてカッコよかった」
「彼女を支持します!!」
「女王の風格だ」
「それでこそツィイーだ。ますます好きになった」

と拍手喝采である。

自ら会見を開き声明を出すことにより、チャンさんはピンチを脱したと言えよう。それどころか、ますます好感度が上がったとさえ言えるが、真実はどうなのだろうか。

チャンさんはこの日、香港の弁護士に面会しすでに法的手続きに入っていることも明かした。国際派女優を取り巻く疑惑への注目はまだまだ続きそうだ。

参照元:Youku優酷娯楽播報

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▼多くのマスコミが集まった