タイといえばムエタイ! タイ語風に言うならば「ムアイタイ」だッ! 以前、世界49カ国から500人以上のムエタイ戦士がタイのアユタヤに大集結した「ワールド・ワイクルー・ムエタイ・セレモニー」のもようをお伝えしたが、セレモニーだけではなく、実はバッチリ試合もやっていたのである!

そう、「ムエタイの日」である3月17日あたりの数日間は、バンコクしかり、タイのいたるところでムエタイイベントが開催され、ムエタイの試合がタダで観戦できたりもする。なかでも激アツなのが、ムエタイの英雄ナイ・カノムトムがまつられているタイのアユタヤだ!

・タダでムエタイの試合が見られる!
今年2012年の場合だと、アユタヤでは3月17日~24日までの一週間にわたり「ミラクル・ムエタイ・フェスティバル(Miracle Muay Thai Festival)」を開催していた。この期間中は、ムエタイ関連のデモンストレーションやプロ・アマのムエタイ試合、そのほかイベントで大盛り上がり。しかも見るだけならタダ(無料)なのだ。

特に盛り上がったのは、なんといっても3月17日と3月18日の2日間にわたり開催された、国際色豊かなミラクルマッチ。アユタヤスタジアムに設置された特設リングでは、日本をふくむ世界中から集まったムエタイ選手が激しすぎるバトルを繰り広げていた。もちろん試合の観戦料はタダである。

・試合はガチ! タイトルマッチも!
なお、今回の興行では、お祭りムードもブッ飛ぶガチのタイトルマッチ(WPMF世界スーパーウェルター級タイトルマッチ)も行われていた。しかも選手はブラジル人VS中国人という、実にグローバルな異国対決。勝者はブラジル人のジョス・ロドリゲス選手で、見事タイトルを防衛した。

ちなみにこのブラジル選手、所属しているのはバンコクにある名門イングラム・ジム。なんとこのジムの代表は日本人であり、これまでに何人ものチャンピオンをタイのムエタイ界に送り込んでいる。旅行者向けの体験コースもあるので、興味のあるムエタイ戦士は見学に行ってみるのも良いだろう。

Report:GO羽鳥

▼アユタヤスタジアム前の特設リング。

▼会場はムエタイ観戦者でいっぱい! 地元民も多数来ていた。

▼ブラジル人VS中国人によるタイトルマッチ。

▼勝者はジョス・ロドリゲス選手(ブラジル / イングラムジム)

▼バンコクにある名門イングラムジムの鈴木秀樹会長。

▼黒人選手も参加していた。

▼まさに激闘!

▼味のある対戦カード表

▼タダでムエタイが見られる喜び。

▼会場にはこのような売店のほか……

▼その昔にアユタヤで使われていた硬貨(石)の換金所も。

▼こんな感じのお金(ていうか石)が……

▼食べ物の屋台などで使えるわけだ。

▼ちなみに1個10バーツ。余ったら逆換金もできる。

▼VIP席には……ななな、なんと!

▼カオサイ・ギャラクシーの姿も! 分かるかな!?!

▼今回の興行中、もっとも異質な戦いがこちら。身長差ハンパない!

▼普通の前蹴りが顔面に入る高さ! 2メートルはあった。

▼一方こちらはチビッコ戦士の戦い。

▼この表情!

▼ちなみに対戦相手は、なんと日本人の少年だった!

▼激闘は夜まで続く。

▼一方、同時期のバンコクでも……

▼ダブルのリングでアマチュア戦が行なわれていた!

▼場所はナショナルスタジアム駅のすぐ真下! MBKの真ん前だ。

▼観戦は無料だが、あえてBTSの駅から見る人も大勢いる。

▼タイといえばムエタイなのだ。