一般に、体に悪いとされていることも多いが、実は、良い面もあるといわれているものがある。なかには、にわかに信じがたい話もあるが、海外サイトで紹介されている5つの意外な情報をご紹介する。その意外な情報とは、以下の5つである。
1. コーヒーは注意欠陥障害に効く?
2. 暴力ゲームはPTSDに効果?
3. ボトックスは抗うつ剤代わりになる?
4. 大麻はアルツハイマー病に効果的?
5. LSDとマジックマッシュルームは頭痛を治す?
最後の方など、本当ならかなり驚きだが、ひとつずつ説明を紹介していく。
1.コーヒーは注意欠陥障害に効く?
コーヒーのカフェインには、注意欠陥障害(ADD/ADHD)の人の集中力を持続させる力があるらしい。ちなみに、注意欠陥障害の有名な薬には、いわゆる「スピード」とよばれる物質、アンフェタミンも入っているとか。
2. 暴力ゲームはPTSDに効果?
トラウマを持つ兵士に暴力ゲームをやらせると、PTSD(心的外傷後ストレス障害)が良くなるらしい。一見いじめのようだが、安全な環境で暴力の疑似体験をくり返すことで、かえって癒しにつながるという。
3.ボトックスは抗うつ剤代わりになる?
ボツリヌス菌の毒素を注射してシワを伸ばすボトックス。うつ病の人に試してみたところ、うつが治ってしまったらしい。これはまだ実験段階であるが、今後の研究に期待である。
4.大麻はアルツハイマー病に効果的?
バカ笑いをしたり、怠惰になったり、といった悪影響がいわれている大麻だが、実はがんの治療に使われる国もある。そして、アルツハイマー病にも効くらしい。アルツハイマー病患者に足りない神経伝達物質の働きを、大麻に含まれる物質「THC」が良くすることがわかったとか。
THCには、大人の脳細胞が増加しやすくなるという報告もあるが、子どもには禁物。成長中には逆効果で、発達が遅れ、大人になっても忘れっぽくなりやすいという。
5. LSDとマジックマッシュルームは頭痛を治す?
さて、上の大麻もだが、まずは違法ドラッグはやらないと約束してから読んでほしい。最新の研究では、LSDやマジックマッシュルームなどの幻覚剤に「群発頭痛」を治す力があることがわかったらしい。LSDに似ているが、麻薬的な精神活性成分がないBOL-148という物質でも、同じくらい頭痛に効果があるという。
幻覚剤については、強迫性障害やうつ病に効果があったという話もある。だが、くれぐれも勝手に手出しは禁物。医療の進歩を待とうではないか。
参照:cracked.com(英文)
Photo:rocketnews24.(Nepal)