スリランカ航空に乗るとエキゾチックなサリーに身を包んだ美しい客室乗務員に目が行きます。 かつてはエミレーツ航空が43.6%出資していましたが、2010年にはすべての株式をスリランカ政府が買い戻したナショナルフラッグキャリアであるスリランカ航空。同年にユニフォームを一新し、鮮やかなグリーンのサリーは異国情緒たっぷりで、彫の深い端正な顔と小麦色の肌に良く合います。

食事サービス終了後、エアバスA330後方のギャレーへ出向き「私も以前航空会社に勤めていたのだけれど写真撮って良いか」と話を切り出すと、快諾してくれた上、いろいろ日本の話も聞かせろと乗務員席に座りしばし歓談。さっそくどのような人が客室乗務員になるのかを聞いてみると……
 
1.身長5フィート2インチ(約159センチ)以上
2.体重一定以下
3.英語堪能
4.容姿端麗
5.健康状態良好

 
……などで、現在約900名クルーが在籍しているそうですが、スリランカで客室乗務員になるのは狭き門のようです。一般的なスリランカの平均月収が4万程度、住み込みの家政婦を雇うと1万5千円程度と言われている中、ずばり「いくら?」とも聞けず、なんとなくほのめかしてみると、上記よりもかなりお給料は良いとのこと。

気になる客室乗務員のスケジュールは、今回は水曜日の深夜コロンボ発で土曜日の午後成田を出発しコロンボへ戻るパターン。宿泊先は成田から車で20分程度のホテルで、滞在中東京まで繰り出すことはあまりないとか。

ちなみに中央に立つクルーの制服の色が違うのは、彼女が11年の乗務歴を持つスーパーバイザーだから。その他女性でサリーではなくパンツスーツを着ているのは通訳で、日本便専門に乗務。日本の航空会社と比べると明らかに平均年齢が若そうだったので定年を聞いてみると、60才くらいまでは働けるとのこと!

肌の露出度が高いセクシーなサリーですが、会社から支給されるのは4枚。日本の航空会社の制服が機能的でスタイリッシュと褒められた後、「このサリーは見た目ほどは動きにくいこともないのだけれどもね、お腹と背中が大きく開いているので機内で寒いのだけが難点なの」。あまり寒い時は写真左の乗務員のような上着を着るそうです。美しくいるのも楽ではないのですね。

とてもフレンドリーで美しい彼女達とおしゃべりしていると、楽しくて話題が尽きません。シートベルトサインが点灯するまで話し尽くし、最後はお土産までいただいてしまいました

寄稿:スリランカでアーユルヴェーダ

▼頂いたお土産 ♪