アイ・オー・データ機器は2010年6月2日、ハードウェアトランスコード対応 地デジキャプチャー『GV-MVP/Xシリーズ』とハイビジョンレコーディングハードディスク 『RECBOX』の発表したが、この発表に先立ち、報道関係者向けに事前内覧会を開催していた。今回発表された新製品について、簡単に紹介しておこう。

『GV-MVP/Xシリーズ』は、地上・BS・110度CSデジタル放送に対応したパソコン向けのTVキャプチャボードだ。ハードウェアトランスコード機能を搭載しており、高画質なデジタル放送をハイビジョン画質のままで、通常の最大15倍という長時間録画を実現しながらも、高画質で録画することができる。ダブルチューナー『GV-MVP/XSW』と、シングルチューナー『GV-MVP/XS』の2種類のモデルが用意されている。

『RECBOX』は、録画した地デジを家の中でどこでも楽しめるハイビジョンレコーディングハードディスクだ。万能タイプのメディアサーバーといえば、わかりやすいだろう。DTCP-IPに対応した東芝の『REGZA』や『VARDIA』、パソコン用地デジキャプチャ(GV-MVPシリーズ)と連携して、デジタルハイビジョンコンテンツを保存することができる。さらに、ホームネットワークを介してDTCP-IPに対応したテレビやネットワークプレーヤー(AV-LS700)や、パソコン、PlayStation3などで、『RECBOX』に録画された番組を視聴することが可能だ。

今回の新製品は、いずれも地デジをより楽しむための周辺機器となっている。アイ・オー・データ機器といえば、パソコンの周辺機器メーカーとしてのイメージが強いが、これからは家電の周辺機器メーカーを目指すというわけだ。

Photo by Rocket News24 Staff / 本誌記者撮影