最近は、テレビコマーシャルやイベントなどで何かと3Dテレビが話題にのぼっているが、2011年7月24日のアナログ放送終了にともなうテレビの買い換え需要により、2Dテレビも根強い人気がある。

そのような需要に踏まえ、家電メーカーはさまざまな工夫を凝らしたテレビを発売しているが、テレビ市場を牽引するシャープは2010年4月20日、液晶テレビの新製品を発表した。

同社は、ブルーレイディスクレコーダーを内蔵した液晶テレビ「LED AQUOS」DXシリーズ 8機種(52V/46V/40V/32V型)を5月20日より順次発売する。価格は、いずれもオープンプライス。

今回の「LED AQUOS」DXシリーズは、ブルーレイディスクレコーダーを内蔵した点が最大の特長だが、液晶パネルや画像処理LSIにも注目したい。というのは、液晶テレビの画質の善し悪しは、液晶パネルと画像処理LSIで決まるからだ。

まず液晶パネルだが、UV2A技術を採用した次世代液晶パネルであり、高精度の発光制御が可能なLEDバックライトシステムを採用した。UV2A技術は、光の利用効率を大幅に高め光漏れを防ぐ技術で、引き締まった黒から輝く白まで幅広く再現することが可能だ。また、LEDバックライトだが、LED光拡散技術により、画面全体をムラなく効率よく照らすことができる。次世代液晶パネルとの組み合わせにより、高画質性能をさらに向上させているわけだ。

次に画像処理LSIだが、新製品はデジタルテレビ専用の高速画像処理LSIを内蔵した「AQUOS高画質マスターエンジン」を搭載している。動画をクリアに見せる「Wクリア倍速」と、LEDバックライトのオン・オフで残像感を低減する「スキャン倍速」の組み合わせにより、動画をクッキリと再現することができるわけだ。

液晶テレビの購入を検討する際は、ブルーレイディスクレコーダーなどの付加価値とともに、液晶パネルや高速画像処理LSIもチェックしてみよう。

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