インターネットの普及に伴い、世の中にはすっかり “炎上商法” なんて言葉も定着した。例えば上西小百合衆議院議員などは、炎上商法なくしてここまで注目されることはなかっただろう。是非の問題は置いておいて、炎上商法は実在するテクニック(?)なのだ。

そんな中、いまあるテレビCMが華麗に炎上している。中には「炎上商法だろ」なんて冷ややかな意見もあるが、絶賛炎上しているのがロハス製薬のフェイスマスク「オルフェス」のテレビCMだ。

・外見で差別と炎上

2017年9月初旬にYouTubeで公開され、9月の中旬からはテレビでも放送されているオルフェスのCM動画。2パターンが公開されているが、どちらも「イケメンとブサイク」「美人と不美人」によって周囲のリアクションが違う……といった内容だ。

特に不評なのは「ピンチ編」の方である。超簡単に内容を説明すると、


1: 女さんが坂道でリンゴを落とす
2: ブサメンがリンゴを拾ってあげる
3: 女さん、ギョギョギョ


……みたいな流れである。ブサイクとはいえ、リンゴを拾ってあげる親切な行為をしたにもかかわらず、落とし主のギョッとした表情、そして「ピンチ編」というタイトルそのものに、世の男性たちが「ふざけんな!」と激怒しているのだ。

・ネットの声

「これはひどい」
「ブサメンは親切をしてもおぞましい存在ですか」
「ふざけんな! どんなに乾燥してもオルフェスのフェイスパックは買わんぞ!!」
「もうこれ、わざとらしすぎて……」
「こんなに露骨な炎上商法も珍しいな」
「なぜこれが炎上しないと思ったのか知りたい」
「ユーモアが感じられないからアウト。単純な差別」
「これ、男女が逆だったら社会問題になるやつでしょ?」
「炎上させるにもセンスがない、以上」

ネットの声にもあるように、確かにこれが男女逆だったとしたら、今回の炎上とは比にならないほど多くの声が、ロハス製薬に届けられていたことだろう。また単純にCMとして面白味が無いことも、擁護の声が少ない理由なのかもしれない。

現在のところ、YouTube上で公開されているオルフェスのCM動画。公開中止になる可能性も少なくないので、気になる人は早めにチェックしてみてはいかがだろうか?

参照元:YouTube
執筆:P.K.サンジュン

▼こちらピンチ編。

▼女性からも非難の声が多い「迷わせる編」はこちら。