
みなさんには「だいぶ昔から知ってるけど入ったことが無いお店」がないだろうか? チラチラ目にはするし興味がなくもない。それなのに未体験のお店。私にとって『やすべえ』がまさにそれにあたる。
『やすべえ』はつけ麺業界でかなり老舗でありながら、私もかつて狂ったようにつけ麺を食べ歩いていた時期がある。それなのに『やすべえ』に行ったことがない! その『やすべえ』の扉をついに叩く時が来たようだ。
・鬼食い
2000年代前半にいわゆる “つけ麺ブーム” が到来した際、私はかなりのペースでつけ麺を食べていた。都内であれば有名店はほとんど行ったハズだし、当然好きなつけ麺屋もできた。
その当時から『やすべえ』は存在しており、高田馬場が本店であることも承知している。それでも『やすべえ』に行かなかった理由は、おそらく「いつでも行ける」と思っていたからだ。
・20年間スルー
やすべえは私の生活圏である秋葉原や池袋にも店舗を構えており、ついつい「普段行けないつけ麺屋」を選んでいたのかもしれない。また小耳に挟んだ情報だと「やすべえは王道の味」とも聞いていた。
だもんで「エッジの効いた店」を好んでいた当時の私は、ついついやすべえを後回しにしていたのだろう。あれから早幾年(はやいくとせ)。20年近く『やすべえ』の洗礼を受けずに生きていたことになる。
……が、つい先日のこと。池袋で小腹を空かせた私の目の前にあったのが『やすべえ』──。これはついに導かれてしまったか? というわけで、吸い込まれるように『やすべえ』に入店した。
・初やすべえ
急な展開でやや戸惑ったが、ここは基本から攻めるべきなのだろう。結果、最もスタンダードな「つけ麺」の中盛り(1080円)をオーダー。さらにトッピングの「3点盛り(280円)」を注文した。
しばししてやってきたつけ麺は、見るからにモチモチの太麺とクラシカルスタイルなつけ汁。さっそく食べてみると、これはまさに、まさに「THE・王道つけ麺」である!
甘酸っぱいつけ汁は、いわゆる大勝軒系の味わいがベースでさらに甘みを増した感じだろうか? 半年ほど前、10年ぶりくらいに大勝軒のつけ麺を食べた時も感慨深かったが、今回も初見なのにノスタルジーな味がした。
麺はモチモチで甘酸っぱいつけ汁は完成されたウマさ。締めのスープ割りまで含めて『やすべえ』は完成し切っていた感覚だ。王道のつけ麺として、もうこれ以上望むことはない。
・カチカチの安定感
当然ながら、世の中にはいろんなつけ麺があるし、私自身も好みのつけ麺がある。ただ「ひとまず、やすべえ」という気持ちが芽生え始めたことも事実だ。
20年ほど前から王道を守り続け、そして今でも愛されているやすべえ。継続は力なりではないが、その味と安定感には揺るぎない自信を感じた次第だ。やすべえ、王道でめっちゃ美味しいです。
現在でもやすべえは都内8店舗を展開している。もし私と同じようについついスルーしてしまっていた人は、1度訪れてみるといいだろう。きっと私と同じく「完成された味」に感動するハズだ。
・今回訪問した店舗の情報
店名 やすべえ 池袋店
住所 東京都豊島区東池袋1-12-14
時間 月~土11:00~27:00 / 日11:00~24:00
定休日 不定休
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.
P.K.サンジュン









































