常日頃から、メニュー写真よりも量が多く、いわゆる「逆詐欺」と言われることの多い、コメダ珈琲店。その系列のおむすび専門店「米屋の太郎」が、以前本家コメダで話題になっていたある食材を使ったおむすびの販売を開始した。

それは2020年に登場しヒットした「コメ牛」である。これは甘辛の特製ダレで味付けをした牛カルビ肉をサンドしたハンバーガーだ。これもまたコメダらしい、大ボリューム商品だったわけだが、それがおむすびになるということは……?

当然のように逆詐欺を疑われているのだが、実際はどうなのか、たしかめてみた。

・コメ牛がおむすびに

この商品の販売が始まったのは9月9日のことだ。すでに販売から1カ月を経過しているにもかかわらず、知らなかった人が多いようだ。私(佐藤)もその1人なわけだが、10月3日の段階で本家コメダのXアカウントが次のように投稿し、一気に認知が広まった。


「あの「コメ牛」が、おむすびになって帰ってきた
コメダ珈琲店で大人気を博した「コメ牛」が、
今度は米屋の太郎のおむすびに(後略)」

この投稿に1万件以上「いいね」がつき、100万回以上閲覧されたのである。そこで初めて系列店でコメ牛が復活したことを知ったファンは、にわかにどよめいた。それと同時に「コメダならこれも逆詐欺か?」と疑う声も挙がっている。


そこで私は最寄りの米屋の太郎「新宿センタービル店」を訪ねた。


ここがそのお店。昨年のオープン当初から知っていたけど、来るのは初めてだ。こういう店構えだったんだな。


おむすびはレギュラーとミニの2サイズで種類は豊富。お惣菜や味噌汁も販売している。

専門店の価格帯はだいたいこんなものかなあ。もっとも高い「うなぎむすび」のレギュラーが税込770円、もっとも安いのは「塩むすび」のミニで税込190円となっている。


・パンより米!

それらの中からコメ牛を含む3品を購入した。


左から「コメ牛レギュラー」(税込640円)、「塩むすびレギュラー」(税込310円)、そして「味噌ヒレカツむすび」レギュラー(税込510円)である。


まずは塩むすび。取り立てて特徴のないおむすびなわけだが、私はこれを見て、かねてからずっといいたい一言がいえると確信した。それは!?


コメダの米だ!

昨年2月の開店以来、言いたくて言いたくてウズウズしていた。それが果たせて、とても満足している……。



本題に戻ろう。続いては味噌ヒレカツ、この見た目からして店の目玉商品のひとつだろう。カツがはみ出してて、むすべてないからおむすびではないよなあ。


半割りにすると、おむすびにおけるカツの占有率は意外と低い。まあ、半分は外に飛び出しているからしょうがないか。名古屋発祥のコメダらしい一品だ。


そして本題のコメ牛。今回ミニを購入していないので、比較はできないが、レギュラーのサイズとしてはまあ、普通のおむすびかなあ。疑われるような逆詐欺の可能性はない。このサイズは想定内、いやそれよりも小さいかも。


サイズは普通だが、お肉には期待できそうだ。少なくとも、この見た目からは、こぼれ落ちそうなほど詰まっていることが想像できるのだが。


半割りにしたかったのだが、柔らかすぎて半分砕けてしまった。が、まあ中身はわかるな。肉の量は見えてる分には多く思えたが、中をたしかめたら、まあ適量といったところだろう。


ご飯と甘辛ダレの相性はバツグン。その味がご飯に浸透していて、とても美味しい。パンとの相性よりもこちらの方が上。これならいっそ、牛丼にしてほしいくらいだ。

そもそも本家で販売していたときに、肉の増量を「肉だく」「肉だくだく」と言っていたくらいなので、牛丼を意識していたことは間違いない。つまりこの牛カルビの真のパートナーは、パンより米だ! ……言いたかっただけじゃなくて、本当にそう思ってるよ。

それなら次なる新業態は牛丼屋にすべきではないだろうか。ひそかに牛丼屋を出店することを願いつつ、おむすびコメ牛を食べた次第である。とにかくご飯との相性はとても良いので、機会があればご賞味を。


・今回訪問した店舗の情報

店名 米屋の太郎 新宿センタービル店
住所 東京都新宿区西新宿1丁目25-1 新宿センタービル地下1階
時間 8:00~20:00
定休日 なし(施設に準ずる)

参考リンク:おむすび米屋の太郎
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24