いよいよ日本の夏が本気を出し始めた。ちょっと前まで「今年は過ごしやすいのかな?」なんて思っていたが、結果的には大間違い! 今年もギンギンの夏になる……ハズだ。シクシク。

それはさておき、この夏あの「餃子の王将」が初めて『夏餃子』なる新メニューを発売し始めたらしい。果たして『夏餃子』の正体とは? 餃子の王将で確かめることにした。

・初登場

餃子の王将に限らず、町中華における夏の定番は「冷やし中華」であろう。逆に言うと冷やし中華くらいしか夏向きのメニューはないため、町中華にとって夏はやや難しいシーズンなのかもしれない。

その夏場に餃子の王将が送り出すのが、ズバリ『夏餃子』だ。今年初めて発売されるメニューで、公式サイトによると「限定販売のため、無くなり次第販売終了となります」とのことである。

気になる『夏餃子』の正体はズバリ「大葉入りの餃子」で「夏餃子の餡には、旬の新鮮な国産大葉を使用し、夏にぴったりの爽やかな風味が口に広がるよう、大葉の配合量を追求した一品」らしい。

・大葉入り

大葉入りの餃子自体はさほど珍しくなく、ありがちといえばありがちな餃子と言えるだろう。……が、餃子の王将ほどの大手が単なる「大葉入り餃子」で勝負するとは思えない。

食べたらきっと「これは確かに夏餃子……!」と感動する餃子に仕上がっているのでは? ……と、ハードルを上げまくり餃子の王将へと足を運んだ。


・柚子胡椒付き

さて『夏餃子』は東日本と西日本で価格が違い、東日本では1人前6個入りで363円、西日本では341円で販売されている。もちろん3個入りのジャストサイズも用意されていた。

で『夏餃子』は「柚子胡椒酢」で食べるのがオススメとのこと。夏餃子を注文すると「柚子胡椒」が付いてくるので、自前で柚子胡椒酢を作ってスタンバイOKだ。

・儚い

……と、ここで『夏餃子』の結論をズバッとお伝えしてしまいたい。一言でいうと『夏餃子』は「あまりにも儚い餃子」であり、正直なところオススメできるかは迷わざるを得ない。

というのも、大葉の風味は確かにするし柚子胡椒酢の酸味もいい仕事をしている。……が、あまりにも弱い! 上品といえば聞こえはいいが大きくインパクトには欠けていた。

後味にやってくる大葉の風味は「ガツンと」「ぶわっと」とはかけ離れた「……ふぁ」くらいのか弱さ。厳しい夏に対抗する餃子としては、かなり頼りなく感じてしまった。

もちろん味には一切問題はなく美味しい餃子である一方で、このレベルの大葉だと爽やかさまでは感じず『夏餃子』の名がふさわしいのかも迷いが生じる。それほど夏餃子の大葉は儚かった。



・今後に期待

もし今後『夏餃子』を販売するならば「にんにく増し」と同じ要領で「大葉増し」等があってもいいだろう。特に他の料理を挟んで食べる場合、今くらいだと大葉がかき消されてしまう。

……とまあ、やや厳しいジャッジになってしまったが、デビューホヤホヤということで「今後に期待」としておこう。繰り返しになるが味自体は問題ないので、あとは大葉の強い主張に期待したい。

参考リンク:餃子の王将
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.