スタバのモーニングと聞くと「GOOD START Morning」のことを思い浮かべる人が多いかもしれない。

対象のドリンクとフードを同時購入すると、店内価格で40円引きになるアレ。11時までのサービスで、比較的どこの店舗でもやっている。

私が狙ったのはそっちのモーニングではない。もっと豪華なヤツ。ホテル並みといっても過言ではない。それでいてレア。

提供しているのは、東京・目黒区にある「スターバックス リザーブ ロースタリー 東京」。いわゆる高級スタバで食べられるモーニングなのだが……実際に行ってみると売り切れの連続で、結果的に全く別のことを知ることになった

・高級スタバが提供しているモーニングとは

最初にそのモーニングについて簡単に説明しておこう。

正式名称は『ロースタリー ブレックファスト マッティーナ』といい、販売しているのは1Fのイタリアンベーカリー「プリンチ」。わかりやすく言うと、高級スタバに入って1番奥にある1Fのパン屋さんだ。


そのモーニング、商品写真の段階で美味いことが確定しているようなビジュアルなのだが……ポイントはなんといっても価格。店内のみの提供で、1つ2250円!

さらにドリンクは別売りだというから、モーニングにコーヒーでも付けようと思ったら少なくとも3000円程度の出費は覚悟した方がいい。高級スタバは1つ1000円近くするドリンクなんてザラなので。


ざっくり言うと、めちゃくちゃ美味しそうだけど高い。物価高に苦しむ人が多いご時世だから、そこまで人気になることはないんじゃないかな……と思った自分が甘かった

モーニングは11時までの提供なので10時半頃に行くと、店員さんが「たった今売り切れました」という。仕方なく翌日、今度は9時すぎに行くと「今日は8時くらいに売り切れちゃいました」と申し訳なさそうにおっしゃる。

マジかよ。さすがに2日連続で売り切れはヤバイ。しかもモーニングなのに朝8時売り切れって……。



なんとかならないものかと思った私は、店員さんに「モーニングと全く同じものじゃなくていいので、そのプレートにのっているパンとかハムとかが個別で販売されてたりしませんか?」と聞いてみた。

すると店員さんは「パンは個別に購入できますよ。あとハムもサンドイッチなどで提供されるんですけど……ちょっと待ってくださいね」と言うなり、何やらインカム無線で連絡を取り始めるではないか

一体なにが始まるんだろう? と思って待っていたら、「でしたらこれはどうでしょう? というメニューがあるのですが、それが今も販売中かどうか確認してますので少々お待ちください」という。

なんだそれ? 代わりのメニューって一体なんだ? モーニングよりむしろそっちの方が気になる! これだけは販売終了になってませんように!!

と祈りながら待っていると、「やっているようですので、販売店舗までご案内しますね」

歓喜したのも束の間、連れて来られたのが1F奥のパン屋さん(プリンチ)。そこで教えてもらったのが、店舗限定の「カスタマイズ ブレッド」なるメニューである。


このカスタマイズブレッド、その名の通り「色々カスタマイズできる」というメニューである。自分の好きなパン・チーズ・ハム・必要ならオリーブオイルやブラックペッパーなども添えて、自分だけの一皿に仕上げていく。


価格は何を追加するかによって変わる仕組みで、パルミジャーノ・レッジャーノを追加したらプラス280円、モッツァレラチーズを追加しても280円、プロシュートコッコも同じく280円……という感じ。


パンの種類も自分で選ぶのだが、知識がなくても全く心配ない。「柔らかい系のパンが好きで」などと相談すれば、店員さんが好みに合ったものをチョイスしてくれる。実に頼もしい。



・ほぼ全盛りをオーダー

ちなみに、「これ全部追加してもいいんですか?」と聞いてみたところ、店員さんは何事もないように「全然大丈夫ですよ。そういう方もよくいらっしゃいます」とおっしゃる。

じゃあ全盛り1択だろ! と思ったのだが、1つだけ甘いもの(ヘーゼルナッツクリーム / プラス240円)があるとのこと。さすがに味の統一感が気になったので、そこだけ除外。

食べ切れるか心配だった分はパンをハーフにし、調味料以外の残り全てを全盛りにしてもらったのがこちら


まるでホテルのバイキングで取りすぎたヤツのプレート……というには上品すぎるだろうか? とにかく具材がモリモリ!


彩りこそモーニングに劣るかもしれないが、それ以外では圧倒している。そしてあえて言う必要もないかもしれないが、めちゃくちゃ美味い!


なお、具材を盛りに盛ったこともあり価格は2934円。結果的にモーニングよりお高くなってしまったが、満足度はそれ以上だったと言っていい。


・接客がすごい

「カスタマイズ ブレッド」が印象に残った理由は味だけではない。店員さんの接客が、とにかく最高だったのだ。わざわざ店内のスタッフと連絡を取って確認し、売り場まで連れて行ってくれる。しかも「代わりにコレを買ってください」という圧は一切ない

あくまで「もしよろしかったらこちらもどうぞ」というスタンスで、こちらの意思を最優先してくれる。パンをカスタマイズする段階でも、忙しいはずなのにこちらの好みを丁寧にヒアリングしてくれる対応っぷり。

使い古された言葉ではあるが、まさに神対応。個人的には「こんな接客されたら何食っても美味くなるわ」と感じた次第である。

モーニングにはありつけなかったものの、その悔しさを補って余りある高級スタバ体験であった。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 スターバックス リザーブ ロースタリー 東京
住所 東京都目黒区青葉台2-19-23
時間 7:00~22:00(L.O.21:30)

参考リンク:スターバックス「ロースタリー初のモーニングプレート
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼ほぼ全盛りカスタマイズがこちら。なお、オリーブオイルやブラックペッパーなどは無料

▼「カスタマイズ ブレッド」は店舗限定。なにぶん中のスタッフでさえ今も販売しているか確認しているくらいなので、高級スタバでも今後ずっとあるメニューなのかどうかはわからない。見かけたらラッキーと思った方が良さそう

▼今回盛り盛りにしたので高くなってしまったが、もちろんカスタマイズ具合によって価格を抑えることも可能。ちなみに、こちらが紹介されていたカスタマイズ例