今年も1カ月ほど前から『JR東日本 名探偵コナンスタンプラリー』が始まってしまった。昨年は娘に「スタンプを押してきて☆」と半強制的に長野行きを命じられた、私にとってはいわく付きのスタンプラリーである。

あれから1年、どこからともなく情報を嗅ぎつけた娘。観念した私はこのGWにスタンプラリーの旅へと出かけたのだが……そこで「藤沢の罠」が待ち受けていたのである。

・27駅制覇へ

今年はJR東日本圏内の27駅と「長野」「仙台」を舞台に繰り広げられる名探偵コナンスタンプラリー。かつて60駅以上のスタンプラリーを1日で制覇した私が本気を出せば「チョロいもん」のハズであった。

ただし、スタンプの数(駅の数)と難易度が必ずしも直結しないのがスタンプラリーの奥深さ。首都圏に集中した60駅と各県にまたがった27駅の場合、後者の方が面倒なことも余裕であり得る。

・鬼門は小田原

そういう意味で今年の名探偵コナンスタンプラリーは結構めんどくさい! 鬼門はいずれも各線の端っこに位置する「小田原」「千葉」「」「大宮」あたりで、特に小田原は「最難関」と申し上げていいだろう。

逆に言うと1日である程度を終わらせるなら端から攻めるのがセオリーである。私は迷うことなく「小田原」からやっつけることに。もちろん2850円でJR東日本圏内1日乗り放題の「のんびりホリデーSuicaパス」を購入した。

・早朝スタート

さて、GW期間中の早朝5時20分。私は東京駅から東海道本線で小田原駅へと向かった。神奈川県内の6駅を制覇した後、10時半を目処に娘と東京駅で合流してその他の駅へと繰り出す作戦だ。

東京駅から小田原駅まではおよそ1時間20分……改めて遠すぎる。劇場版「名探偵コナン ハイウェイの堕天使」の舞台は横浜だと聞いているが、小田原は流石に飛躍し過ぎではないだろうか?

……なんて思いつつも、うつらうつらしていると小田原に到着。正直、途中で停車した「二宮」や「国府津(こうづ)」は初めて聞いた駅名だ。「大磯」は大磯ロングビーチで有名だからもちろん知っている。

6時50分頃、小田原駅で無事にスタンプを押した私は次なる駅「藤沢」へ。スタンプ的には次の駅だが小田原から藤沢へも25分はかかる。その藤沢に到着したのは7時半頃だった……のだが。

・藤沢の罠

駅構内をいくら探せどスタンプ台が見当たらない。あれ? スタンプ台はどこですか? 改めて台紙を確認すると藤沢のスタンプ台は「みどりの窓口」の中にあるとのこと。ならばとみどりの窓口に向かうと……


開いて……ないだと?


そう、これこそが「早朝の藤沢の罠」である。ほとんどの駅は始発から終電までスタンプを押せるものの、藤沢は「みどりの窓口の営業時間(10:00~18:00)」しか押せない仕様だったのだ。ぐ、ぐぬぬ……!

・大幅タイムロス

1日乗車券を購入した場合「端から攻める作戦」そのものは間違っていない。そして東京駅を中心と仮定すると、最も遠い「小田原」から攻めるのも定石であろう。……が、まさか藤沢で足止めを喰らうとは……!!

今になって思えば柏や千葉から攻めても良かったし、藤沢を飛ばして「横浜」「桜木町」「武蔵小杉」「川崎」あたりを攻めるのもアリだった。が、電車に興味が無く神奈川県に土地勘が無い私は無心で「みどりの窓口」が開くのを待ち続けた。

結果的に藤沢駅では2時間近くのタイムロス。あまりの行列に現場の駅員さんは20分ほど前倒しして「みどりの窓口」をオープンしてくれたが「駅構内に出しておいて欲しい」というのが率直な感想だ。

・神奈川に罠多し

また「武蔵小杉駅」も横須賀線から南武線口の北改札がメチャメチャ遠い「武蔵小杉のプチ罠」があるのでご注意いただきたい。この日は千葉県と埼玉県を制覇したが「鬼門は神奈川県」という印象であった。

その後、娘が17時頃に浦和でハンカチを紛失し1時間近くのタイムロスが発生したが、終わってみれば充実しているのがスタンプラリーである。残った分はのんびりと終わらせるとしよう。

今年は6月21日までの開催なので、これからスタンプラリーに取り掛かるお父さんお母さんも多いハズ。その際「早朝の藤沢の罠」を頭に入れて『JR東日本 名探偵コナンスタンプラリー』をお楽しみいただきたい。

参考リンク:JR東日本 名探偵コナンスタンプラリー
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.