
憧れてやまなかった新型『ジムニー』に乗りはじめて1年が経った。毎日の運転が楽しく、今までは徒歩や電車を使っていた場所にも、ジムニーで行きがちの生活になった。おかげで運動不足である。
つまりはジムニーライフを満喫しているわけだが、その中でいくつか気付いたことがある。購入前にある程度ジムニーに関する情報を収集してはいたが、実際に乗ってみると思いもよらぬことが浮き彫りになるものだ。
・ジムニーの難しさ
ジムニーと言えば、まず手に入るまでの期間が長いことで有名だ。納車まで1年待ちなんてのはざら。先日ちょうどマイジムニーの1年点検があったので、ディーラーで現状を聞いてみたのだが、変わらずだそう。
しかし街を走っていると数十メートルごとにジムニーやジムニーシエラとすれ違うので、みなさん根気強く待って、もしくは中古車などで手に入れているようだ。いずれにせよ、人気はうなぎ登りであることが窺える。
加えて5ドアの、ジムニーノマドもちょこちょこ見かけるようになってきた。その内街中がジムニーだらけになるかもしれない。(そんなことはない)とまあ、体感ではそれくらい多くのジムニーが街を走っている気がしている。
そしてみなさん鮮やかに乗りこなしていることに、実はちょっと驚いている。なぜならば乗り続けて気が付いたのだが、想像していた以上にジムニーは運転が難しいのだ。
ジムニーの特徴のひとつが、ラダーフレーム構造。これは頑丈な梯子型のフレームにサスペンションなどを取り付け、その上に車体を載せる、本格4WDのつくりを受け継ぐ仕様になっている。現在多くの乗用車はモノコック構造といって、車体全体で衝撃を吸収する方法が取られている。
それに対し、ラダーフレームはフレームとボディが別れているため耐久性とねじり剛性が高く、とにかくタフ。悪路走行に余裕で耐え得るがしかし、路面からの振動などが車体に伝わり揺れを感じやすい。加えて座面が高く、ホイールベース(前後の車軸間の水平距離)が短いので、ていねいに運転しているつもりでも右へ左へと、ぐわんぐわんと揺れる。
マイジムニーの助手席に人を乗せた際「スマホ見てたら酔いそうだね(笑)」と何度言われたことか。気を付けて静か~に穏やか~に運転しようと心がけているが、それでもだ。オフロードでこの構造は生きてくるが、街乗りではなかなかどうして、使いこなすまでに時間がかかる。
記者の運転技術の問題もあるのだろう、1年経った今もスムーズに走行できる角度や速度を常に考えながらハンドルを握る日が続いている。しかし、この扱いにちょっと工夫がいるところがまた、ジムニーの愛らしいポイントのひとつであると言える。
何年もかけて馴染んでいければ良いというくらいの気長さで、これからも付き合っていく所存である。
・つい見てしまうジムニー
先に書いたように、街を走っているとしょっちゅうジムニーを見かける気がする。ジムニーと言えばカスタムしている人が多く、それぞれにオリジナリティあふれる車に乗っている。
そのため、つい「どんなカスタムしているのかな」と、すれ違いざまにジムニーをチラッと、時にはじっと眺めてしまう。そして十中八九、運転手と目が合ってしまうのだ。きっと向こうも、こちらのジムニーの様子を気にしているに違いない。
こんなにもジムニー運転手同士で視線を交わすことになろうとは、乗る前には思いもよらなかった。ちなみに記者は、マフラーにバンパーにタイヤに内装と、いろいろカスタムしたいと思いつつ、まだ何もできていない。資金を貯めるのに時間がかかっている。
いつか、そこそこのカスタムを施せたならば、ジムニー乗りが集まるフェスにも参加してみたい。ノーマルで参加するにはちょっと恥ずかしいので、こちらもまたいつになるかわからないのだが、ゆっくりと楽しみたい。
・ジムニーの4WD(四輪駆動)について考える
またジムニーに乗ったら「4WD(四輪駆動)にして、がんがん悪路を走ってやるぜ!」と思っていた。しかしながら今のところ、4WD(四輪駆動)をそう使う機会がないことが一番意外だった。
故障の原因となるため、乾燥したアスファルトなど路面抵抗が大きい場所で4WDを使用することができないのだ。つまり、晴れた日の街なんかでは絶対に使用不可。記者は山道を走る機会がままあるが、それでもそうそう使うタイミングがないまま今まで来ている。
大雨や雪道などでも活躍してくれるはずだが、こちらもまたこの1年ではチャンスがなかった。ジムニー2年目は、4WD(四輪駆動)の活用について考えながら、運転していくことを目標にしている。
そして記者は、何が何でもジムニーに乗りたかったタイプなので、燃費性能についてあまり気にしたことがない。しかし車を選ぶ際、まっさきに燃費をチェックする人の方が多いことだろう。結論から言うと、ジムニーの燃費はよくない。
ラダーフレームであることや、ジムニーの型が要因であるだろう。人にもよるだろうが、記者の運転で大体リッター12㎞だ。ほかのジムニー乗りさんたちも、大差ないのではないか。
車の燃費という購入の決め手にもなるであろう重要なところが、よろしくなくても尚、乗る人が多いという事実。ありあまる魅力がジムニーにあることの証明だなと、にやりとしてしまう。そんなこんなで、1年乗って言えることは「やっぱりジムニーって楽しい」に尽きる。
現在進行形でジムニー乗りの方、そしてこれから乗る予定、検討中のみなさんも、共にジムニーライフを謳歌(おうか)しましょう!
執筆:K.Masami
Photo:RocketNews24.
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K.Masami





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