皆さんは「ジャケ買い」という言葉をご存知だろうか。データ販売主体の2026年ではもう死語かもしれないけど、CDなどを内容ではなくパッケージ(ジャケット)の見た目で購入する行為のことである。ジャケット以外何も知らない上での購入。私(中澤)も若い頃はよくやったものだが、そこから始まる関係も多い

最近はとんとご無沙汰だったけど、ついさっき、そんなジャケ買いを久しぶりにかましてしまった。私が思わずジャケ買いせずにいられなかったほどグッドルッキングだったものとは『ターリー屋』のチキンケバブキーマ定食である。

・衝撃

そもそも私はターリー屋に入ったことがほぼない。都内で結構見かけるのでインド料理と一発で分かる感じの外観は知っているけれど、メニュー等の実態はよく知らなかった。それゆえか、通りかかったターリー屋の店頭メニューがふと目に入った時衝撃を受けた。

チキンケバブキーマ定食(税込1375円)って何やねん!?


チキンケバブにキーマライスだけでも美味しそうなのに、目玉焼きが乗っていて、メニュー画像にはさらにソースポットに入ったカレーまで見切れている。まさか、ここにカレーをかけるのか? チキンケバブにはすでにオーロラソースがかかっていると言うのに!

・たたみかける衝撃

いや、ひょっとしたらソースポットは雰囲気作りの飾りかもしれない。クッ、どこからどこまでがチキンケバブキーマ定食なんだ……! そこでほぼ初めて入店してみた。

店内に飾られていたメニュー画像を見ると、別の画像っぽいにもかかわらずカレーが見切れている。やはり雰囲気作りなのか? だが、その画像をよく見てみたところさらなる衝撃が私を襲った

肉特盛可能だと!? ターリー屋ってそんなガッツリ系もいけたのか!! いてもたってもいられず「チキンケバブキーマ定食肉特盛(税込1815円)」を注文したところ……カレーついてる! いや、それどころか……


ヨーグルトもついてるゥゥゥウウウ!!

・哲学

全部あった。いや、「何もないということは、全部ある」という言葉を聞いたことがある。これを数式で表すと「ゼロ=All」だから、ALLもまたゼロだ。すなわち、チキンケバブもカレーもヨーグルトもないのかもしれない。え、どういうこと!? 食べてみたところ……


チキンケバブ、あるゥゥゥウウウ!


カレー、あるゥゥゥウウウ!


目玉焼き、あるゥゥゥウウウ!!!!

・宇宙

チキンケバブ丼だけで十分仕上がっているというのに、カレーをかけるとオーロラソースのコクをカレーが吸収する。混沌に見えて、一体化するコクとチキンの味が超合ってる。

さらには、目玉焼きを潰すと黄身がカレーに混ざってもう1段階深い味に。味変をする度にカレーの階段を下りているかのようだ。全てが混ざるその味は食べれば食べるほどカレーである

最後に、ヨーグルトを食べている時、1つの境地を感じた。混然一体としながら全てを受け入れ、混沌の中から答えを拾い上げる。広がった宇宙は1つに整って胃袋へと収束していった。これぞカレーの摂理。何かを教えられた気がしたターリー屋との出会いであった。

参考リンク:ターリー屋
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼2023年神田カレーグランプリ決勝進出メニューらしい

▼個人的には優勝でもいいメニューだ

▼ターリー屋ってこんな感じなんだあ。