福岡のうどんといえば、今や関東でも食べられるようになった「資さんうどん」を思い浮かべる人も多いだろう。今までは “福岡に行ったら絶対に食べたいうどん” だったが、関東に住んでいても食べたい時に食べられるようになったのは嬉しい。

では逆に今、福岡に行ったら絶対に食べたいうどんは何かというと……九州エリアで展開している「肉肉うどん」だ。黒いスープ、角切りの肉、中央にドンと乗った生姜。寒い日に体の芯から温めてくれるザ・福岡うどんである。

今回は西鉄薬院駅から徒歩約3分の「肉肉うどん 薬院店」で、店舗限定メニューを食べてきたので報告したい。

・肉肉うどん

肉肉うどんとは、福岡県北九州市・小倉発祥のうどん文化をベースに博多で進化・拡大してきたチェーンだ。醤油ベースの黒いスープに角切り肉をゴロゴロ投入、仕上げに生姜を中央にドン……! 甘辛さと生姜のキレが同居した激ウマうどんだと言える。

小倉エリアでは早朝から肉うどんを食べる文化が根付いているが、博多で広まったのが現在の肉肉うどん。飲みのシメとしてはもちろん、普通に日常使いできるうどん屋として人気。

ちなみに過去記事によると、2015年に東池袋店があったらしい。残念ながら現在は閉店しているため、肉肉うどんはふたたび “福岡に行かないと食べられないうどん” となったようだ。


・限定メニュー

今回は人気ナンバーワン「元祖唐揚げ定食」の肉肉うどんを、1日30食限定の「牛すじ煮込みうどん」に変更して注文。大橋店・薬院店限定メニューで価格は1420円である。


なんといっても、このビジュアルである。黒いスープに生姜、そしてゴロゴロと存在感を放つ牛すじ。もう絶対にウマいだろこれ。


甘辛い醤油スープに、しっかり味の染みた牛すじ煮込み。これが加わることでコクと食感が1段階アップするし、生姜を溶かすとキレが増してパンチのある味に変わる。これは完全に疲れが吹き飛ぶウマさ……寒い夜のシメとして人気なのも納得。


牛すじは柔らかすぎず、噛むと旨みが広がるタイプ。つるつるとした平打ち麺はスープと生姜がよく絡んでメチャメチャうまい。


替え玉も可能なのだが、白飯と唐揚げで腹いっぱい。うどんの替え玉だけでなく、そばを追加してもOK。店内は昭和感のある落ち着いた雰囲気で居心地も良い。特別なご当地グルメではなく、普段使いできる地方グルメなのでお店に入りやすいのもポイントだ。

資さんうどんが関東で支持を広げている一方で「わざわざ現地で食べるから良い」という意見も耳にする。その気持ちも分からなくはないが、元・福岡県民として資さんが気軽に食べられるようになったのはデカい。

肉肉うどんのパンチの強さも九州エリア外で通用すると思っているし、ふたたび関東に展開したら確実に通うが、今のところ個人的に「福岡に行ったら食べたい福岡うどん」の最有力候補である。皆さんも機会があれば食べに行ってみてほしい。それではまた!


・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名肉肉うどん 薬院店
住所:福岡県福岡市中央区渡辺通2-8-1 王丸ビル1F
時間:11:00〜24:00
休日:不定休

執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.