つい先日、GEO(ゲオ)の雑貨コーナーを物色していたら、子供の頃に死ぬほど遊んだファミコンゲーム「くにおくん」を発見した。ただの復刻版ではなく、テレビにスティックを挿すだけで懐かしの5タイトルが遊べるゲーム機らしい。

その名も『熱血LEGEND くにおくん』である。価格は4378円。あの熱血がよみがえるなら安い。しかもなんと……「当時くにおくんをクリアできなかった人のための裏ワザやパスワードを集めた秘伝の書」が同封されているという。

そんなもんクリアするしかねえだろ。ってことで、買ってみたぞ!

・熱血レジェンドくにおくん

箱の中に入っていたのは、ゲーム機本体・ケーブル・ワイヤレスコントローラー・説明書・禁断の最強奥義秘伝の書。他に必要なのは、コントローラー用の単4電池(2本)だけ。


ざっくり説明すると、本商品はUSBメモリのようなゲーム内蔵スティックをテレビのHDMI端子に挿して使うタイプのゲーム機で、面倒な設定等は一切なし。持ち運びも楽だから自宅はもちろん友人宅や旅行先、なんなら職場でもプレイ可能だ。


収録されているタイトルは『ダウンタウン熱血物語』『熱血高校ドッジボール部』『ダウンタウンスペシャル くにおくんの時代劇だよ全員集合!』『ビックリ熱血新記録! はるかなる金メダル』『ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会』の5本。

どれも覚えている……放課後に友人宅で文字通り熱血した記憶がよみがえる名作ばかり。とくにダウンタウン熱血物語とドッジボール部はアツい。ただコントローラーが1つなので基本的には1人プレイ(2Pコントローラーは別売り)となるようだ。


・遊んでみた

さっそく出張先のホテルで遊んでみることにした。

スティックをHDMI端子に挿し、電源ケーブルをUSB端子(Type-A)につなぐだけ。要するに「HDMIで映像を出し、USBで電源を取る」という仕組みで、テレビ1台あればすぐに遊べる設計である。コンセントもACアダプターも不要ってこと。


そして起動。ホテルのテレビでも何の問題もなかった。


まずプレイするのは『ダウンタウン熱血物語』だ。オープニング画面、BGM……一瞬で記憶がよみがえった。音楽が流れただけで胸が熱くなる!


せっかくなので禁断の最強奥義とやらを試してみたい。付属の秘伝の書を開き、最強パスワードを入力すると……


ステータス & 所持金MAXのくにおくんに進化! これでもう楽勝……


のはずだったが……


普通に力尽きて泣いた。


敵は強いし、ジャンプの距離感も全くつかめない。やはり約35年のブランクは想像以上に残酷だった。その後も……

ドッジボールでもコンピューター相手にボコボコにされた。当時はあんなに夢中になって遊んでいたはずなのに、今や最強奥義を使ってもまるで勝てない……美化されるのは思い出だけ。腕前は美化されないようだ。最強奥義がなければ即死待ったなしである


そういう意味では、最強奥義によってゲーム難易度のバランスが取れている気がした。なんなら盛大に負けるのも “くにおくんシリーズの醍醐味” ではないだろうか。この無念さも含めて「くにおくん」なのだ

テレビにスティックを挿すだけで35年前の記憶と感情が一気によみがえる。腕前は衰えても、あの頃のワクワクはしっかり感じられた

勝てなくても、いや、負けて笑える今の方がこのゲームはちょうどいい。Amazonでも買えるので興味があればチェックしてみてくれよな!



参考リンク:Amazon「熱血LEGEND くにおくん」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.