最近、ファミリーマートにて気になるものを見つけた。2026年1月6日より開催されている「こってりやみつき! 町中華」フェア、その一環として発売された「こってり鶏白湯ラーメン」というレンジ麺である。

公式サイト曰く、鶏と野菜の旨味がベースの、とろりとしたスープが特徴らしい。商品名といい、説明文といい、何ともラーメンチェーン「天下一品」を想起させてならない。

長年「天一」を愛好してきた筆者には、直接そう書かれていなくとも行間から「天一」を読み取ることができる。そして読み取った「天一」で頭が埋め尽くされるのも「天一」ファンの性分である。一体どんな出来栄えなのか知りたくて仕方ない。

というわけで、気付けば筆者は「こってり鶏白湯ラーメン」を購入していた。ちなみに価格は税込598円だった。

レンジ麺なので調理と呼ぶほどの手間もかかることなく、500W6分の加熱を経れば完成品が姿を現す。

目の前に広がるベージュ色のスープ、その上に浮かぶ細めの麺。いずれも慣れ親しんだものと酷似している。これまでのところ、あらゆる要素がことごとく「天一」の方向を指し示している。

では、肝心の味やとろみについてはどうか。いやが上にも高まる期待とともに、筆者は麺をすすった。その結果、高まった期待は万全のクオリティをもって迎えられた。

滑らかな麺にふんだんに絡む粘り気のあるスープが、こってりとした奥深いコクをもたらし、舌のすみずみに染み渡らせる。快く重い口当たりも、濃密かつ濃厚な味わいも、限りなく「天一」のそれであった。まとわりつくような喉越しのあと、自然と熱い感嘆の息が漏れる。

慣れ親しんだ見た目のラーメンが、慣れ親しんだ食べ心地をしている。「天一」がそこにいる。これで「天一を意識していない」などと言われようものなら、「またまた御冗談を」と返しながら開発者の方の上腕あたりを肘で小突く準備はできている。

ある意味、こんなに書くことに困るレビューもないかもしれない。何故なら「天一」すぎるからである。十割十分そっくりそのままというわけではないが、コンビニのレンジ麺でこれほど文句の出ないレベルに達しているのは驚きでしかない

もっと言えば、筆者はこれを食べながら、2024年にローソンから発売された「天一」監修のレンジ麺のことを思い出していた。あの商品の濃厚さと粘度が個人的に少し物足りなかった一方、こちらはそれよりもさらに一歩、本家に肉薄できていると感じる。


まさか「天一」の名前のないところから「天一」が生えてくるとは思いもしなかった。当記事を通じて「こってり鶏白湯ラーメン」を知った「天一」ファンの方には、ぜひとも急いで手に取ってもらいたい。

まだ「天一」を食べたことのない方にも、「限りなく本家に近い体験版」として味わってみてほしい。とはいえ、この先いっそうハイレベルなレンジ麵が現れないとも限らない。長年「天一」を愛好してきた筆者は、その余白が残されていることを夢見るばかりだ。

参考リンク:ファミリマート ニュースリリース
執筆:西本大紀
Photo:RocketNews24.

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