年末年始を満喫した皆さんは十分にリフレッシュできたことだろう。12月27日~1月4日まで最大9連休もあったので、仕事のペースに戻すのに苦労するかもしれない。そして、正月太りした可能性もあるのではないだろうか?

今年こそ運動を習慣化したい! とお考えの人も少なくないはず。そこで10年前に始めたポールダンスをやり続けている私(佐藤)が、運動を習慣化させる心得をお伝えしよう!

「やる気次第」とかいうけれども、やる気なんか関係ない! たったひとつの生活の工夫で、気持ちや考えに左右されずに続けることができるんですよ。

・運動嫌いだったはず?

私が初めてポールダンスに挑んだのは、2016年12月13日だ。あまりにも特別な経験だったために、その日のことをハッキリ覚えている。そもそも運動オンチで運動嫌いだったので、今になって10年目に突入したことが我ながら信じられない。

むしろ「本当に運動が嫌いだったのか?」と、自らを振り返っている。運動が苦手なのは今でもそう変わらないけど、たぶん嫌いではなかったんじゃないかな。現在同じように「運動はちょっとなあ……」という人も、いずれ覚醒するかもしれないので、あまり自分のことを決めつけない方が良いように思う。


さて、始めた当時のことを振り返ると、この前年に体重が人生最重量の70キロを記録しており、このままだとメタボまっしぐら! 肝臓の数値も芳しくないってことで、自分なりに食事制限をしていた。

おかげで5キロの減量には成功していたものの、ちゃんとした運動習慣をつけるべきでは? と考えたところで、ひょんなきっかけでポールダンスを体験することになった。


未知のスポーツである上にほぼ運動習慣のない状態だったので、1回のレッスンでヘトヘト。逆さまになって脚でポールを挟むのがやっとだった。

当然筋肉痛になるし、皮膚は摩擦でアザだらけにもなるし……。それでも私は他のスポーツにない発見があった。

ポールダンスの技術は、運動が得意な人でもそうカンタンに身につくわけではない。つまり、運動オンチの私でも運動が得意な人と同じスタートラインに立てる。そんなスポーツほかにないから、私はすぐに好きになった。「がんばれば人より先に行けるかもしれない」、初めて運動に希望を感じた。



そこから定期的にレッスンに通って、やがて定期的に練習を始め、今でも練習習慣を維持している。おかげで6年後にはバキバキになって、記念にプロのカメラマンに撮影してもらった(※運動だけでなく、食事のコントロールもしたから、ここまで絞れました)。


2024年にはメイクにも挑戦し、その年の暮に再びプロに撮影をお願いし、格好よく撮って頂きましたよ。


そして昨年はポールダンスで何度もステージに立ち、日頃の練習の成果を披露する機会を頂いた。



52歳にもなると、以前は感じなかった疲労や不調もある。けれども、続けることで着実に成長を感じることもできている。この歳でも、できなかったことができるようになるって本当にうれしい。歳をとると成長を感じにくくなるけど、ちゃんと成長するんだよね。



・やる気よりも大切なこと

それで私が習慣化するために、やる気よりも大切にしたことというのは「スケジューリング」である。

「レッスンに行こうか行くまいか、練習に行こうか行くまいか……。ヨシ! 行くぞ!! 気合いだッ!」

……なんて毎回やるのは面倒だし、そもそも人間だからやる気が出ない時だって当然あるわけですよ。だから気持ちに左右されないために、私はまず予定を立てることを優先している。

可能なら1カ月スパンで、決まった曜日にレッスンに行く・練習に行くと決める。予定が決まると自然とそれに合わせて行動できるので、その都度考えずに済む。

だからこれから何かを始めたいという人は、「〇曜日 〇時 〇〇やる」という予定を1カ月先、半年先まで入れるといいだろう。あとは日々淡々とそれを続けるだけで継続できるはず。

完全に習慣化するのには3カ月かかると言われているので、半年先まで予定を入れたらその半分で習慣化しているだろう。


・環境を整える

とはいえ、予定だけでは解決しない問題があるのもわかる。たとえば、やりたいことを習う教室(スタジオ)が遠い場合は、なかなか上手くいかないかもしれない。幸い、私の場合は近所にスタジオがあるので、通う負担がかなり軽いのだ。

したがって、継続するための負担をできる限り軽くするために、環境を整えることも重要だ。

選べるのなら、遠くよりも近い教室(スタジオ)を選ぶ。教わるところがなかったら、YouTubeなどでレクチャー動画を探して、ふさわしいチャンネルを登録して習慣的にそれらを見て学ぶのも良いだろう。公共で利用できる運動施設を活用するのもひとつの手である。できるだけ、その物事にアクセスしやすい環境を整えることをおすすめする。

ただし、自宅でやる場合は気を付けてほしい。家だと「いつでもできる」って思考が働いて「明日にしよ」とか「今日はもうこの辺でいいや」とか、気が抜けやすいので要注意。自宅の場合は、それ専用の部屋をつくると上手くいく。



・低い目標、高い理想

最後にもうひとつ、自分に厳しくし過ぎないのも、継続のポイントだ。仮にダイエットの場合、「今月中に5キロ落とすぞ!」と、気合いと共に始めたは良いけど、2キロも落ちなかった場合に、挫折感を味わうことになってしまう。それだったら「1年で5キロ落とそう」くらいに緩やかに始めて、予定より早く目標に到達したら達成感を得られる。

もう少しいうと、「1カ月で2キロ」とするなら「1週間で500グラム」の方が、目標としては達成しやすい。そうして、カンタンに越えられる壁をいくつも用意して、自分に成功体験を味わわせるとモチベーションが上がるので、優しい目標を立てるようにすると良い。

さらに付け加えると、低い目標とは逆に、高い理想を掲げることも大事だ。

同じくダイエットを例にあげると、現状がふくよかだったとして、芸能人やモデルみたいな格好は「自分に似合わない」「そういうのはムリ」なんて思わずに、痩せた暁にはあの細身の服で出かけてやる! くらいの気持ちを持つといい。

高い理想や憧れが、日々の運動や練習に意味を与えてくれる。ときに変化を感じられない場合でも、理想に向かって進んでいる感じられるだろう。


というわけで、まずはスケジュールを組んでそれを淡々とこなしていくことから始めて欲しい。私自身、まさかポールダンスが10年目に突入するとは思わなかった。面倒くさがりで怠け者だった私でも、10年できたのだから、同じように「続かない」と思っている人もできるはず。

何も考えずに、予定を組んでくれ!

執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼細く軽く、そして筋肉質になって、ポールダンスも上達しました