2016年末からポールダンスのレッスンに通い続けている私(佐藤)。気が付けば、もうすぐ半年を経過し、週一のレッスンもすでに日常の一部と化している。さらに難易度の高い技を習得するために、最新フィットネスに挑んだり、風呂上りにストレッチを行ったりと、運動しまくりの毎日を送っている。
しかし私は運動が大嫌いで、身体を動かすのがイヤでイヤで仕方がなかった。走るなんてあり得ない! そう思っていたのだが、最近は楽しくて仕方がない。なぜ、運動が嫌いだったのか? 自分なりに過去を振り返ってみた。
・子どものころから運動が苦手
振り返ると、子どものころから運動が苦手で、100メートル走などはクラスでも最下位レベル。長距離走も同じく、大抵下位集団でしのぎを削っていた。
誰にも身に覚えがあると思う。子どもの頃、運動能力はその人の人気に直結している。足が速いというだけで、運動会ではスターだ。中高生にもなると、運動部のレギュラーは自動的にモテる仕組みになっている。
・スクールカーストの最下層へ
ということは、私は自動的にモテない運命を背負っていた。そればかりか、運動オンチというだけで、運動会や球技大会ではお荷物扱い。活躍の場がないだけならまだしも、邪魔者の烙印を押される始末。
『運動が苦手』 → 『運動が嫌い』になるのは自然の流れだろう。
“運動ができない” とはつまり、「負け組」を意味するのである。学生時代に負け組の十字架を背負わされたのに、社会人になってまで、その重たい十字架を背負う理由がなかった。だから、運動をやる気になれなかったのである。
「走ると気持ちイイ!」とか「汗流すの最高!!」とか言われると、ナニを言ってるんだ? バカじゃないの? くらいマジで思っていた。ところが!
・自分のペースでやっていい
オッサンになって今さら気づいた。「自分のペースでやればいいんだ」と。学生時代は競争だったが、歳をとると争う相手なんかほとんどいない。ささやかでも自分なりに成果を感じることができると、楽しくなってくる! こんな運動の楽しみ方を、学校では教えてくれなかったぞ!
自分の身体にほんの少し、気のせいレベルでも変化が見られると、楽しくて仕方がなくなってくる。これか! 「走ると気持ちイイ!」とか「汗流すの最高!!」ってヤツは!! わかるぞ、わかるッ! 私にも身体を動かす楽しみが、ようやくわかってきたッ!!
という訳で、私と同じように運動嫌いな人は、自分のできるペースで少しずつ始めてみよう。ダイエットに挑む人は、100グラム単位で体重の変化を見ていくと、小さな変化が楽しめるようになると思う。これから夏に向けて、自分のペースで身体を動かしてみてはいかがだろうか。
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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