くるまやラーメンといえば、国道沿いにぽつんと現れるザ・昭和のロードサイド系ラーメンチェーン。赤いネオン、広めの駐車場、車で行くことを前提とした立地。存在はもちろん知っているが……気づけばここ何年も行っていない。

しかし、実は最近気になっている。というのも、地元でお世話になっている50代の先輩に1番好きなラーメンを尋ねたところ、同店の「ネギ味噌チャーシュー、白ネギトッピング」と即答されたからだ。このスピード感で答えられたらさすがに食べたくなる……!

というわけで、ひさしぶりにくるまやラーメンに行ってみた!

・青春の味

先輩曰く、仕事終わりにドライブがてら食べにいくのが楽しみの1つらしい。いつも通う店舗は23時30分まで営業しているそうだ。その言い方から察するに “青春の味” なのだろう。

思い返してみれば、私にも心当たりがある。20代の頃、ドライブがてら南京亭でBセットを食べるのが密かな楽しみだった。

この日、仕事を終えてお店に到着したのは21時過ぎ。暗がりの中に中に浮かび上がる赤いネオンが完全に昭和。そして『ストレンジャー・シングス 未知の世界』みたいな雰囲気も漂わせている。Netflixのロゴが出てきてもまったく違和感がない。


・メニュー写真

いざ入店すると、カウンター上にズラリと並ぶメニュー写真が目に飛び込んできた。地方のサービスエリアを思わせるスタイル。年季のある内装と相まって時間がゆっくり流れているように感じる。このタイムスリップ感がたまらない。

お目当てのネギ味噌チャーシューの写真もすぐに発見。注文したのはもちろん先輩オススメの「ネギ味噌チャーシュー(1370円)」に「白ネギトッピング(210円)」。ライス1杯無料なので、当然お願いした。合計1580円である。

ちなみに、カウンター隣のオジサマもまったく同じメニューを注文していた。もしかしたらこの地域で流行っているのかもしれない。


・ネギ味噌チャーシューに白ネギトッピング

ほどなくして主役が登場。丼を覆いつくすほどの白ネギの山、そしてピリ辛に味付けされたネギ……とにかくネギの量がえぐい。ネギの下にはチャーシュー、脇にはワカメ。食欲を刺激しまくるビジュアルである。

スープは濃厚。味噌のコクとニンニクの風味がガツンと効いていてパンチがあるが、辛味はちょうどいい。これはクセになる味だ。ザ・寒い夜に飲みたいスープ。ドライブ帰りに食べたくなる理由が分かった。

ネギをかき分けて麺をすくうと、味噌スープをしっかりまとった中太麺が現れる。素直にウマい。見た目も味も昭和の安心感がそのまま残っている。

チャーシューも安定してウマい。ネギスープとの相性は抜群で、無料ライスも止まらない。20代の頃はこういうセットが好きだった。濃厚で食べ応えがあるラーメンが1番。食べただけで若返った気がした。

食べ終わる頃には体の芯から温まっていた。これは夜の国道を走った先で黙々と食べたくなる1杯である。

遅くまで営業していて車で行きやすく、ラーメンと無料ライスで腹いっぱい。くるまやラーメンが長年愛されてきた理由がわかった気がした。先輩、今度は一緒に行きましょう。現場からは以上です!


参考リンク:くるまやラーメン
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.