色とりどりの花が咲くモネの庭に憧れて、サカタのタネの「ミックスフラワーガーデン」という、何が咲くかわからない花の種を撒いた。来年の春まで、何が咲くかはわからないというワクワク感がある。

入っていた種は約12種類ほど……。いちおう、全種類の種を撒いて、2ヶ月近く経ったので報告。

種をばら撒くだけでOKらしいので、適当に世話をし始めたら……大変なことになった!

・4日後ですでに

前回記事にした種まきから4日後、ドキドキしながら会社に出社。自動水やり機の「水やり当番」はちゃんと仕事をしてくれていたようで、ペットボトルの水はほとんどなくなり、土はかなりしっとりしていた。

いや……むしろ、土がしっとりし過ぎているくらいだ……!


ふと見ると、撒いた種がもう芽を出している〜〜〜〜〜!


さすがのサカタのタネ、発芽率高い!


いや……むしろ、発芽日数は7〜14日なので、4日は早すぎ〜〜〜〜!


こんなに早く芽が出てると徒長の危険がある。

徒長とは、多湿や日照不足などで、もやしみたいに茎ばっかり伸びて苗が軟弱になること。

土台がしっかりしてないので、苗が成長したとき、重みに耐えられずに倒れてしまって育たないのである。とほほ。

慌てて水やり当番を引っこ抜いた……。

・6日後…

水やり当番を慌てて引っこ抜いてから2日、水やりをしなかったし、かなり暑い日もあったので、土は多少乾いてるはずだと思ったのだが……。


げ〜! まだまだ余裕で土がしっとりしとる!


そして、もやしのようにびよ〜んと伸びて徒長した芽がいくつも……。


徒長はどうしようもないので間引く。

直播きして大丈夫って書いてはあったけど、プランターが大きいし、土の量が多すぎて過湿状態になってるっぽい。このままでは根腐れしそう……。

プランターの保水率がよすぎるので、水やりを控えめにすることに。

・10日後

今の状態では水やり当番に水やりを任せるわけにはいかないと判断。

徒長した苗を抜き、会社に来て、土が乾いてるときだけ、控えめに水やりをするようにしたら……。

10日目にして芽が出そろった!

気候が涼しくなってきたこともあって、植物の成長が促されたのであろう。

中には、双葉だけじゃなくて、本葉が出始めたものもある! ミックスフラワーガーデンすごい。

ほったらかしでも育てやすい花の種を選んでいれてあるんだろうな。

しかし、それにしても一個だけ成長がヤバすぎるやつがいる! 位置的に、一番大きな丸い種を植えた場所である。


なんだこれ……!? でけ〜〜〜〜〜!


他の花の芽が保育園の年少だとしたら、こいつだけ小6みたいな感じで成長しているではないか。もう声変わりが始まってる可能性すらあるし、親戚の集まりとかでも口をきかずにゲームばかりしているかもしれない。

ちょっとのびのびと育ちすぎているから、支柱とか立てたほうがよさそう……ってことで、園芸店で買ってきた支柱を立てたぞ。

プランターから出た芽を全て育てるわけにはいかないんだけど、植物は競って成長するという性質があるらしい。というわけで、いま間引くのはやめて、しばらくはこのまま成長を見守りたい。

芽が出て、双葉が出て、本葉まで出てくると、草花を育てている実感がでてきて嬉しい。

・1ヶ月後

そうこうするうちに10月になった。すずしくなって、雨が降ったりしてるので、水やりの頻度もそこまで高くなくてよさそう。

自動水やり機「水やり当番」をセットして、1週間ほど世話をしなかったら……。

「水やり当番」が水を吸ってなくて、土がカラッカラになってた! うぎゃ〜! これでは植物たちは萎れてしまってるんじゃないかと思ったのだが……。

みんなすげ〜元気。なんなら、水を少なくしたおかげか、徒長せずにしっかりとした苗になっている気がする。サカタのタネがすごいのか、ほったらかしでも伸びるこの花たちがすごいのか……。

11月現在も季節がかなり涼しくなったこともあって、週に2回くらいの水やりでも十分、元気にゆっくりと育っている。

まだまだ花が咲くのは先だけどね……。

ちなみに、家のプランターにもタネをまいて過保護気味に育てているんだけど、そっちはあんまり元気がないから不思議。

というわけで、ミックスフラワーガーデンには本当にほったらかしでもすくすく育つ、強い花たちばかりが入ってるような気がする。来年の春が楽しみだなあ。

参考リンク:サカタのタネ
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.