外食やコンビニの食べ物は、味が濃すぎる!

年を重ねるうちに味覚が変わって、だんだん薄味のものが美味しく感じられるようになってきた、脂っこいものが胃腸にくるようになってきた、そもそも薄い味の方が好き。

普段は濃い味が好きでも、検査の前日とか病み上がりに、消化のよい薄味のものがなくて困った経験がある人も多いはず……。

そんな薄味派のためのグルメを紹介するのが「薄味グルメ探検隊」である。世の濃厚ブームに抗って、味が薄くて美味しいものを紹介していきたいと思う。

・ミスドの汁そば

手軽にパパッと食事ができる場所といったら、ファストフードなのだが、おおかたのファストフード店はジャンクで味が濃いめ。

薄味派にとってファストフードの食事選びはなかなか難しい。

そんな中にあって、薄味派の心強い味方となるのが「ミスタードーナツ」である。

ドーナツなんて糖分と油のかたまりだろ! というツッコミが聞こえてきそうだが、実はミスドは薄味メニューが豊富。

中でも、薄味派の強い味方となっているのが、飲茶メニューの「汁そば」(店内飲食374円)である。

ミスドが飲茶をスタートしたのが1992年、当時から「汁そば」はあるので30年以上の歴史を持つメニューなのだ! 肉まん、おかゆ、シュウマイといった、飲茶のエースたちが消えていったにもかかわらず、この「汁そば」だけは残っている。

・具なしの潔さ

このミスドの汁そば、なんとネギ以外の具が全くない。つゆと麺だけという潔さ!

「こんなもん家で作れるだろ」「もっと具があったほうがいい」などという声が聞こえてきそうだが、その人たちは薄味派の気持ちが分かってない。

ミスドの汁そばは唯一無二のメニューである。

中に入っている中華麺は細麺で、柔らかめ。そして、天日塩とにがり塩をブレンドしたチキンベースのスープは澄んだ味わい。

脂っこさがなく、麺も柔らかいのでとにかく胃腸に優しい。こういうシンプルで優しい味のものって、外食だとなかなか無いのだ。

ちょっと小腹が空いたときにもいいし、汁そばとドーナツ1個とかの組み合わせも意外とアリ。

ちなみに、汁そばのカロリーは1杯229kcalで、脂質はなんと1.1g!(ただし、炭水化物は43.7gとちょい高め)油物が苦手な人にとっては非常にお腹に優しいメニューなのである。

・意外とドーナツにも薄味がある

ちなみに、チョコとか抹茶みたいな贅沢な限定品のドーナツが話題になるミスドだが、定番メニューの中にも薄味系が意外とある

まず、みなさんお馴染みのポンデリング

シュガーグレイズがかかった定番の「ポンデリング」(219kcal、脂質11.8g、炭水化物26.9g)もそこそこ薄味だけど、さらに薄味なのが「黒糖」と、まったく味がついてない生地だけを楽しむ「プレーン」の2種。プレーンは公式サイトに載ってないんだけど、置いてる店はけっこう多い。

さらに、生地の軽さでいえば「フレンチクルーラー」がダントツ。カロリーも148kcal、脂質9.2g、炭水化物14.3gで、ドーナツ類の中ではトップクラスの軽さ。

そして、ちょっとカロリーは高めで食べ応えがあるんだけど、以前P.K.サンジュンが紹介していた「ニューホームカット」シリーズも味は薄め。

と、味薄グルメが意外と多いのがミスドのいいところ。粉物好きなので、ミスドが大好きである。

これからも味薄グルメを紹介したいので、薄味好きという人は、ぜひとも情報を送ってくださいませ! ウス!

参考リンク:ミスタードーナツアレルギー&栄養成分情報(PDF)
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.
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