経済状況がとてもよろしいとは言えないこの世の中。モノの値段が上がったり、値段は同じで量が少なくなったり、サイズが小さくなったり……。 

だがこんな状態でも、激安の値段でお弁当を売ってくれるところがインドネシアにあるのだ。

・もう募金だろこれ

というわけで来てみた。看板からも見える通り、全品1万ルピア。この記事書いてる時点でのレートでは、なんと91円! 百均顔負けの値段である。

インドネシアの食べ物は確かに安いが、これはめっちゃくちゃ安い部類に入る。こういう弁当系だと、安くても1万2000ルピア以上(99円〜)、ちゃんとしたところだと5万ルピア(454円〜)もする。

たかが1000〜2000の差だと思われるかもしれんが、その差は大きい。1万ルピアぴったしで買えるのもマジでめっちゃ良き。


それでどんなのが売られているかというと……まずは軽食系。ケバブ、モチ、ピザ、ハンバーガー、ミニケーキなどなど。このくらいの軽食で1万ルピアはちょっと高い気がする。

左に視線を向けると、そこには多くの種類のお弁当が並んでいた。

インドネシア料理の「ナシ・チャンプル(混ぜご飯)」だったり、「ナシ・ゴレン(焼き飯)」だったり。ご飯の種類もおかずの種類もたくさん。やべー。

カツカレーもあるよ。え、めっちゃ美味しそうじゃん。

というわけで買ってみた。2品で182円、もう安いのなんの。

売っている人に聞いてみたところ、一部のお弁当は外部に発注してるけど、大半は自ら料理しているとのこと。この量を自分で作って100円以下で売って儲かるのだろうか?



それはそれとして、食べてみたいので食べてみた。まずはチキンカツカレーから。

見よ、この肉の分厚さ。100円以下でこのクオリティーだぞ。

ちなみにカレーは小袋に入っている。入ってるカレーはもちろん日本カレー。量は少ないながらも、ニンジンやジャガイモ、玉ねぎが入ってる。

これが100円以下ですよ。やばくないですか? しかも普通にめっちゃ美味い。もうご飯これでいいや。


そんでもう1つ買ったのがケバブ。ケバブは100円ぐらいで売られているのが多いから、特に安いとは感じなかった。

オーブンに入れて焼いてみたが、カリカリにはならなかった。あと普通に野菜が多い。美味しいが、めっちゃ美味しいというほどではないかな。


今回は日本でも馴染みのあるやつを買ってみたが、他のお弁当もクオリティーが申し分なく、本当に100円以下でいいのかってレベル。

実際儲かるだろうかね? 毎日やってるっぽいし、こんな安かったらたくさんの人が買いに来るだろうけど。それでも安すぎ。まぁ、消費者にとって安いほど嬉しいことはない。

というわけでね、日本の方たちはインドネシアのモノ安さを知って震えて眠るがいい。Sampai Jumpa Lagi!


執筆:アキル
Photo:RocketNews24