インドシナ半島の中央部に位置し、国土面積は日本の約1.4倍を誇るタイ王国。海外旅行、特に東南アジアはどこに出かけても楽しいが、タイは他の国にはあまりない “楽園感” が最高だ(個人の感想です)。

さて、つい先日およそ7年ぶりにバンコクに出かけた時のこと。「何を食べようか~!」とワクワクしていたところ「タイで1番美味しいアイスクリーム」を勧められた。ムム? タイでアイスクリームですと?

・タイでアイス?

トムヤムクンを筆頭に、美味しいメニューに事欠かないタイ料理。今回の旅行でも「ソムタム」「空心菜炒め」「あさりのバジル炒め」などなど、定番のタイ料理は片っ端から食べまくってきた。

一方で「タイのスイーツ」と言われてもいまいちピンと来ず、思い浮かぶのは「マンゴーライス」くらい。道端で売っているフルーツも美味しいが、タイでアイスクリームとは? コーンとか寒天が入ったかき氷じゃなくて?

・Blendies

だがしかし、情報提供者の友人によれば「アイス、正確にはジェラート」とのこと。お店の名前は『Blendies(ブレンディーズ)』で、フランスの有名レストランで長年修行したタイ人シェフが手掛けるジェラート店とのことだ。

現在『Blendies(ブレンディーズ)』はバンコク市内に6店舗があり、そのほとんどが「アイコンサイアム」や「ワンバンコク」などラグジュアリーな商業施設にある。つまりはセレブ向けのジェラート店なのだろうか?

とはいえ「タイで1番美味しいと言われている」と聞いてしまったら行くしかないだろう。というわけで、今回はBlendies本店の「サイアムスクエアワン」の店舗へと足を運んできた次第だ。

・お値段もラグジュアリー

到着したBlendiesはそこまで気取った装飾でもなく、どちらかと言えば親しみやすい雰囲気。だがホッとしたのも束の間、値段を見てビックリ仰天! オススメは1人前219バーツのアイスだと……!?

219バーツは日本円で約994円。カオマンガイの合い盛りが1人前100バーツ(約455円)であることを思えば相当高い。牛丼のアタマの大盛りが900円だとしたら、日本的な体感だと1900円くらいはあるのではないだろうか?

……が、ここまで来たら後には引けない。今回は1番人気だという「ピスタチオ」のジェラートをオーダーした。すると……


ワッフルを焼き始めたぞ……!


ジェラートをスクープしたら……


ピスタチオをまぶしーの!


最後にホイップクリームまで……!


なんとラグジュアリーなビジュアルだろうか? 手渡されたワッフルコーンはまだ温かく、たっぷりトッピングされたピスタチオはまさに貴族のスイーツ……! こんなの日本でも見たことがないぞ……!!

・ラグジュアリーそのもの

で、肝心のお味は「とにかく甘さ控えめの超オーガニックジェラート」といった感じ。ホイップクリームには砂糖が入っていないものの、それでいてフレッシュかつ濃厚な味わい。おそらく相当いい材料を使っているのだろう。

またジェラートは超濃厚な口当たりで、こちらも素材の良さで勝負をしている。トッピングの香ばしいピスタチオと、濃厚なピスタチオのコンビネーションは “ラグジュアリーそのもの” を食べている感覚であった。

タイ全土のアイスを食べたワケでは無いので断言はできないが「タイで1番美味しいアイスはBlendies」と言われたら「確かにそうかもしれない」と言わざるを得ない。お値段は立派だが、旅行中に1度は食べて欲しい特別なスイーツだ。

参考リンク:Blendies(Instagram)
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

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