最近の9月はまだまだ暑い。先日、小江戸こと川越に行ったのだが、その日の気温も余裕で30度オーバー。あまりの暑さでぶっ倒れそうになった。

早く水分補給しないと……そんな状態になりながら歩いていたら、思わぬところで「たこ焼き」に出会ったのでお伝えしたい。

・日高屋系列の焼鳥

川越クレアモールでそのお店を見つけたときは、もう入るしか選択肢がなかった。というのも、視線の先にあったのは……


焼鳥日高だったのだ!


同じ系列の日高屋に比べると店舗は少ないが、名前から分かるように株式会社ハイデイ日高の焼鳥屋である。

日高屋界隈に属する身としてはスルーすることなんてゼッタイ無理。どんなものが置いてあるのか気になるし、水分補給だってできるから入るしかなかろう!

・まさかのメニュー

てことで店内へ入ると、やや黒っぽい色が基調できれいめ。日高屋とはちょい毛並みが違うというか、どこか落ち着いた雰囲気を感じる。

席に着くなり、まずは命の水を注文。待つこと1分ほどで……


無事に生き返ることができた


でもってタッチパネルを操作してメニューを見ると……なるほどなるほど!


かわ、ねぎま、つくね、ぼんじりといった定番どころの焼鳥に味付けは塩、たれ。塩だと辛味噌がついてくるもよう。

メインメニューの焼鳥が1本あたり135〜145円だというのは、まぁリーズナブルな方に入ると言っていいだろう。


あとは豚串、それから麺類に どんぶり まで揃えているあたりかなりの守備範囲の広さである。さらにおかず類も充実していて……って、待て待て!


たこ焼き……だと……!?


個人的なことで恐縮だが、今年の春から冷凍たこ焼きを食べまくっているので気にならないワケがなかった。しかも、日高屋系列のたこ焼き……実におもしろい。

・実食

注文してから待つことしばし。やってきたたこ焼きがこんな感じで、真っ先に目を引くのが「揚げている(たぶん)」こと。系統としては銀だこ系といったところだろうか。

なお、値段は360円(1個あたり72円)でサイズ的には普通。銀だこよりやや安くて小さい……かなり絶妙なところをついているが、一体どんな味なのか。ひとまず何もつけずに食べてみたところ……

ウマいじゃないか……っていうか、かなりウマい部類に入るからビビった。カリカリの皮にはじまり、中はフワッとしていてそこからスッと胃に落ちていく感覚はなかなかの心地よさである。

この皮はたこ焼き界において賛否両論あるだろうが、個人的にはどんとこい。中に入っているタコの大きさも申し分ないし、マヨつけても当然ウマかった。

それにしても、最初に出てきたときの配置が素晴らしい。かつおぶし、それからマヨが添えられているだけのシンプル構成は「あえて」で、そのまま食べてもいいんだよっていうメッセージだと受け取った。

・味変してみた

こちらに選択肢をくれるたこ焼きっていいよなぁ〜。そういった感じでビールを飲みつつ1人興奮していたのだが、本番はここからでさらなるアクセントを加えてどうかであろう。

ちなみに卓上の調味料はこんな感じで、使うならキッコーマンのデリシャスソースあたりかな。ってことで、試しにマヨと合わせて食べてみたら……


まろやかな甘みが加わることで新たなハーモニーで大正解……! もしこれがたこ焼きに合うように作られたソースであれば、もうワンランク上までも目指せていたかもしれない。

そう考えたら、青のりとか定番どころを組み合わせて完全体になったらどうなるのかも気になるところ。まぁ日高屋系列のたこ焼きだし、本業じゃないからそんなにだろうなぁ……と思っていた自分を呪いたくなるくらいポテンシャルあるたこ焼きだった。

不思議な感覚になる一品で、ぶっちゃけこれは日高屋の方でも置くべきクオリティ。冷凍で出しても売れそうだし、銀だこみたいにたこ焼きを突き詰めて酒場展開しても面白そうである。

参考リンク:焼鳥日高
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼左からねぎま(290円)、かわ(270円)、特製スタミナ焼(310円)

▼ビールとの相性よし!

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