焦る必要はない。なぜなら「ごろチキ」はもう、どこへも行かないのだから。


これは私(あひるねこ)が昨年書いた記事の結びの文であるが、結論から言うと、「ごろチキ」がどこかへ行こうとしている。

突然の事態に私の脳もごろごろと揺れまくっているが、どうやら松屋の「ごろチキ」が終売するらしいのだ。果たして「ごろチキ」に今、何が起きているのか?

・絶望の便り

「ごろチキ」こと『ごろごろ煮込みチキンカレー』。それは松屋が生み出した唯一絶対の神にして、この凄惨極まる世界の中でキラリと輝く一粒の星。


2024年10月、奇跡の復活(リザレクション)を果たした「ごろチキ」によって、私は今日まで生きながらえてきたと言っても過言ではない。「ごろチキ」とは母であり、海であり、そして光である。


そんな私のX宛てに昨日、読者からメンションがあった。「あひるねこさんの反応が気になる……」とのこと。またこのパターンか。すでに嫌な予感しかしないが……


よく見るとそこにはこう書かれている。


_人人人人人人人人人人人_
> 順次、販売終了予定 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄


・解散

はい終わったァァァァアアアア! うわあああああああああ!! ふざけるなァァァァアアアアアア! もうどうなってもいいやァァァァアアアアアア!!



念のため書いておくと、この記事を執筆している2025年5月14日時点ではまだ終売しておらず、編集部最寄りの店舗でも変わらず「ごろチキ」は販売されていた。

しかし、アポカリプスはもう間近だろう。いつ終末と共に冬の時代が到来してもおかしくない状態だ。ウィンター・イズ・カミング。


・意味不明

毎回思うのだが、松屋のこの一連の無慈悲なアメとムチ作戦は一体何のつもりなのか? 「ごろチキ」レギュラーメニュー化に歓喜したのも束の間、その半年後には終売というドン底に突き落とされる我々の気持ちにもなってもらいたい。


まるで陰キャにわざと告白し、その反応を楽しむ邪悪な陽キャ集団のごとき悪徳である。松屋よ……! 告白したならせめて1年は付き合え……! 俺たちの心をもてあそぶな……!!



・破滅へのカウントダウン

現時点でいつまで「ごろチキ」がこの世界にとどまっていられるのかは未知数だが、おそらくはそろそろ手足が薄くなり始める頃だと思われる。そして、「ごろチキ」が再び戻ってくる保証は、どこにもないのだ。

後悔のないよう、今のうちに全力でごろごろしておくべきだろう。今日いたヤツが、明日になったらもういない……。我々と「ごろチキ」は、有史以来の受難の時代を生きている。

参考リンク:松屋
執筆:ごろチキ信者・あひるねこ
Photo:RocketNews24.