
ゴールデンウィークが始まった~! ……けど、こうなんでもかんでも高いと、遠出する気になれない。せめて近場で旅をしている気分でも味わいたいものである。
そこで! 私(佐藤)は思いついた。他国の料理を食べて行った気になろう! と。東京・吉祥寺にはなぜか手軽に食べられる外国料理のお店が多い。とくに食べ歩きに適したフードを提供しているお店がたくさんあるので、食べ歩きで5カ国をわたり歩いてみたぞ!
訪ねた国(店)はドイツ・アルゼンチン・台湾・インドネシア・アメリカである!
・ドイツソーセージのホットドッグ
吉祥寺には駅から歩いていける距離に井の頭公園がある。その影響でテイクアウトのお店が充実しているのではないだろうか。公園で食べるお弁当とか美味しいもんね。それからサンロード・ダイヤ街・ハモニカ横丁など、商店街と飲食店が、半径300メートル以内に密集しており、食事には事欠かない。
名前の知られた名店も多く、毎日行列のできる元祖丸メンチカツの「さとう」は、吉祥寺食べ歩きの定番のひとつだ。
そんな吉祥寺で「外国料理縛りで食べ歩き」に挑んでみたいと思う。まず、私が向かったのは、駅の南口(公園口)である。ここから約10分も歩けば、井の頭公園にたどり着く。
公園の手前にお目当てのお店、「ケーニッヒ吉祥寺店」がある。
ケーニッヒの本店は小金井市にあり、そちらでハム・ソーセージ・総菜などの製造販売を行っている。2階にはレストランを併設しており、私は昨年利用し、美味しいソーセージに舌鼓を打った。
吉祥寺のお店はビールとホットドッグを中心とした軽食を出しており、公園への散歩の途中で立ち寄って1杯、楽しむことができるのだ。まずはここでホットドッグを買って、公園で頂くとしよう。
ホットドッグは6種のソーセージから好みのものを選んで、白パン「ジャーマンロール」か、もっちり食感の「ラウゲンパン」のいずれかを選ぶ。それからケチャップ・マスターズの有無、追加トッピングのレリッシュ・カレーソースの有無を選ぶのである。
私はケーニッヒ(プレーンソーセージ)をラウゲンパンで挟んでもらい、ケチャップとマスタード、さらにスイートレリッシュをトッピングしてもらった。価格は税込950円である。
ご覧あれ、食べ歩き1軒目にして最高の品に出会ってしまった。表面がカリカリのパンからはみ出すほどのソーセージ! この見た目を肴にビール1杯、余裕で飲める。
ガリリと歯ごたえのあるパンの向こうから、ムッチリとしたソーセージの食感。そして、レリッシュの酸味が全体の味を引き締めている。私の気持ちはすでに遠く海の向こう、ドイツにまで飛んでいる! ドイツ行ったことないけど。
1000円以下で味わえる極上のホットドッグ。何度か通って、自分好みのパンとソーセージを組み合わせを見つけてみたい。
◆ケーニッヒ 吉祥寺店
住所 東京都武蔵野市吉祥寺南町1-17-1
時間 11:00~19:30
・アルゼンチンのエンパナーダ
お次は駅の北側、商店街にやってきた。そこら中に美味しそうなお店があって、空腹で来ると大変危険だ。フラリとどこかのお店に入ってしまいかねない。とくに先に挙げた丸メンチ「さとう」の前は要注意、ニオイと行列に誘われて思わず1個を手にしてしまう可能性大!
が! 今日は華麗にスルーする。なにしろ外国料理縛りなので、残念だが通過せざるを得ない。
ダイヤ街チェリーナードを直進して、レンガ館モール前にやってきた。次はここ! 「カーサ・アルゼンチン」である。その名の通り、アルゼンチン料理や特産品を販売しているお店だ。
ここで買うのは「エンパナーダ」。これはスペイン・ポルトガル・ラテンアメリカなどで食べられる、具材入りのパンのことである。アルゼンチンでも馴染みの深い料理のひとつで、こちらでは牛肉・鶏肉のほかにお茶(抹茶)を生地に織り込んだ「エンパ茶ナーダ」なんてのもある。
購入したのは、「牛肉のエンパナーダ」(税込550円)。
手触りからして、パンというよりパイに近い感触だ。
中には牛挽き肉、それからインゲンやトマトなどの具材が入っていて、香りづけにパプリカが使われている。生地のサクっとした食感にジューシーな具材が良く合う。
アルゼンチンの定番調味料「チミチュリソース」なんかかけると、さらに美味しくなりそう。カンカン照りの日にビールなんか煽りながら、コレ食ったら美味いんだろうなあ~。
私の心は今、地球の裏側、アルゼンチンに飛んでいる。アルゼンチンも行ったことないけど……。
◆カーサ・アルゼンチン
住所 東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目8-5 レンガ館モール1F
時間 11:00~19:00
・インドネシアのスラビ
続いてはまた南の公園側にやってきた。先日オープンした香港ファミレス「ヤンヤンビンサ」の前を通過して、さらに公園の方へと歩いていくと、目的のお店「スラブ」にたどり着いた。ここはちょっと変わったインドネシアの料理をテイクアウトのみで販売している。
スラビとはインドネシアの「蒸し焼きおやつ」なのだとか。また「スラビ」はサンスクリット語で「香り」を意味しており、インドネシアでは朝ごはんやおやつとして親しまれているという。
国産の米粉を使用して、日本向けにアレンジして販売している。カスタード・抹茶カスタード・チョコバナナ・ミックスベリーの4種と、それからプレーンのものを用意している。味がまったく想像できない、写真から察するにクレープっぽいのかも。
購入してみると、実物はクレープよりもずっと小さい。カスタード(税込300円)を頼んでみたら、カスタードクリームしか見えない気が……。
生地はとても小さく、せんべい程度の大きさしかない。ひと口菓子といったところだろうか。
表面はパリとっしているのに、生地の内側はモッチリで、不思議な食感。上下半割にした大判焼きを食べているみたいな気分である。今回はカスタードを選んだが、それよりチョコやベリーのような味の強いものの方がより合いそうな気がするぞ。
この料理からインドネシアをイメージできなかったので、私の心はインドネシアに飛ばなかった。当然と言ってはなんだが、インドネシアにも行ったことがない……。
◆スラビ
住所 東京都武蔵野市御殿山1-3-9 御殿山フラット 1F
時間 11:00~19:00
・台湾の胡椒餅
次はスラビからほど近いところにある、「台湾老劉胡椒餅」(たいわんろうりゅうこしょうもち)。このお店は過去に1度紹介している。2023年当時は長い列ができていて、結構待った覚えがあるが、最近はそこまで待たずに買えるようになっている。
とはいえ、焼き上がりの時間が決まっているので、油断していると売り切れてしまうこともある。
以前取材時には「豚肉胡椒餅」を購入している。あれから2年を経て、世界経済がいろいろあるなかでも、価格は据え置きの税込430円。ムリして突然閉店は避けて頂きたいので、必要なら値上げもやむなしと思うのだが……。
今回は「牛肉胡椒餅」(税込530円)を購入してみた。
豚肉と牛肉、どちらもほとんど同じ見た目なのだが、牛の方が黒ゴマの割合が多い。
いざ半分にしようとしたところ、肉汁プシャー! しまった、作り立てを食べるのは今回が初めてで、安易に割ろうとして失敗した! 前回は冷めたものを温め直したことをすっかり忘れていたよ。
中には具材がしっかり詰まっていて、五香粉の華やかな香りが食欲をそそる。
豚肉は甘い味付けだったが牛肉の方は肉感が強く、胡椒っ辛さとの相性が良い。1個食べると、食感と味が鮮烈に脳に刻まれる。まぶたを閉じると、そこには台北の夜景が浮かぶ。いつか必ず行ってみたい、台湾に……。
◆台湾老劉胡椒餅 吉祥寺店
住所 東京都武蔵野市吉祥寺南町1丁目11-1
時間 12:00~19:00
・アメリカンクッキー?
最後は、たまたまオープンしたてのお店に遭遇。アメリカンクッキーの新ブランド「PUG(パグ)」のカフェが吉祥寺パルコにこの日(2025年4月28日)にオープンしていた。
お店で出しているクッキーは「ボストンクッキー」1種類とのこと。これはアメリカ発祥なのか? ボストンで本当に食べられているものなのか? わからないけど、一応外国料理っぽいってことでセーフにしよう、うん。
ちなみにこのブランドは、4月21日に武蔵小杉に1号店を、その翌日にここ仙台店。さらに2日後にここ吉祥寺店をオープンしている。愛知・福岡にも立て続けにオープン予定らしいのだが……。大丈夫か?
メニューを見ると、決して安くはない。「ボストンクッキークランチ」という看板メニューはクッキー1枚にアイスがついて税込680円。そのほかフレーバー付きが820~930円である。
そもそもクッキー1枚420円。食べ応えのあるクラシックなアメリカンクッキーらしいのだが……、ちょっと高いかな~。
実物はこちらです。
見るからにボリューミーでファッティ―な気がするな。ひと口食べると、昔食べたカントリーマアムが脳裏に浮かんだ。以前は食い甲斐があったんだよなあ、カントリーマアムもな。アメリカンって感じがしたんだよ。それにチョコとナッツをガッツリ入れたのが、コレかな。
おすすめしている食べ方は、クッキーを砕いてアイスに入れて……。
かき回して一緒に食べるとのこと。こいつはまさしくクッキーアンドクリームだ。
これが思ったほど重くなくて、意外とあっさり食えるから不思議だ。もっとドーン! と甘味が来るのかと思いきや、ここまでいろいろ食べてきたはずなのに、苦もなくペロリと平らげてしまった。
見た目のインパクトを裏切る、ライトな食感がウケるかも。個人的にはもっとドーン! と甘くても良いと思いました。よって、私の胸中にアメリカは浮かばなかった。ゲームでハワイに行ったことはありますよ、ええ。もちろん「龍が如く」です。
◆PUG 吉祥寺パルコ店
住所 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-5-1 吉祥寺パルコ1F・2F
時間 10:00~20:00
というわけで、GW中に出かける予定のない人は、近場で外国縛りの食べ歩きをしてみてはいかがだろうか? 意外な発見があるかも。改めて食文化を学べる機会になるかもよ?
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼ドイツパンの「リンデ」もおすすめだぞ
佐藤英典
































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