
今日も今日とて労働労働ゥ~! 生きるために働いてるのか働くために生きてるのか、もうわかんねぇな。そんな感じで日本橋から川を眺めていたら、船が視界に入った。
都心部の川ってたまに船が走ってるよな。屋形船を除き、どうせ何かの業者とか、行政による清掃とか、そういうのだろう……。漠然とそういう認識で生きてきた。
きっとあれもその類だろう。いや、待て。なんか不自然だな。何だあの、船を待ってると思しき人々のまとまりの無さは。もしかしてあの船、乗れるんじゃないか?
・日本橋
日本橋は日本橋川にかかる橋。ちなみに日本橋川は小石川橋のそばで神田川から分かれ、豊海橋の先で墨田川に合流する、約5㎞しかない短い川だ。私は今、まさにその橋の上にいる。視線の先にあるのは小型のボート。
何らかの業務用ボートだと思って無意識的にスルーしつつあったのだが、船着き場に集まる人々に違和感を覚えて急速に気になってきている。
清掃業者とかなら、船着き場にいるのはスタッフになるだろう。しかしあれはどう見ても一般人。明らかに船を待っている。しかも、観光という感じではない。もしかして一般人が乗れる普通の船便なのか……?
気になって見に行くと、はたしてその通りであった。なんだこれは? 日本橋にこんなものがあったのか……! しょっちゅうここを通るが、その存在すら知らなかった。
どうやら日本橋-豊洲間を結んでいるらしい。詳しくは公式HPを見てくれ。大人は片道500円で、タッチ決済のみだそう。予約してもいいが、空席があれば飛び込みでも乗れるもよう。そして空席だらけだ。
マジかよ、面白そうじゃん。豊洲には全く用事など無いが、とりあえず乗ってみよう。こうして整理券をゲット。5人くらいしかいない他の乗客は全員予約済みなのか、飛び込みは私だけのようだった。
ほどなくして出航の時間になり、桟橋へ。支払いは豊洲でやるらしい。
こんな感じで乗り込む乗客たち。座席は自由のようだ。
私も適当なシートに着席した。先ほどまでいた日本橋の三越側が見える。新鮮な視点だ。
日本橋川は大半が環状線の高架下ゆえ、あまり視界は開けない。しかし橋の下などを通るのは面白い。
眺めがよくなるのは墨田川に合流するあたりからだ。
中央大橋が良い感じに見えるぞ。これは日が暮れてからの方が良いかもしれないな。
おっ、屋形船が見える。
ほどなくして豊洲に到着。船着き場はららぽーと豊洲のそばだ。ドッグランとかあるところ。
扉が開き、順番に下船する。恐らく私を除く全乗客は、日常的にこの航路を使ってるっぽい雰囲気だった。
支払いは先に述べた通りタッチ決済。私は普通にSuicaを使った。
・実質300円
すると、なにやら引換券を貰えた。どうやら日本橋から豊洲に行くと、コレド室町で使える200円分の引換券を配っているらしい。実施期間などは不明だ。
すげぇな……! 500円の運賃で200円の引換券って、実質片道300円じゃないか。しかもこの、そんなに乗客がいない感じ。採算がとれているのか不安になる。
さて、勢いで船に飛び乗って豊洲に来たが、マジでここに用事は無い。どうするかな……と思っていたら、もうすぐ日本橋行きの船が出るという。よっしゃ、じゃあ帰路も楽しむか!
見ていると、私の他に乗客は1人だけだった。ほぼ貸し切りと言っていいだろう。
ということで、さっき降りてきたばかりの船に再び乗り込み……
出航! 帰路もやはり支払いは豊洲で、豊洲から日本橋への航路ではららぽーと豊洲で使える200円のチケットが貰えた。
さて、ちょうど日が暮れた。風景が90年代のシティポップみを帯びてきている。
ビルの窓明かりや街灯が良い感じだ。やはりこの航路、眺めるなら夕暮れ時~日没後まもなくがエモいな。
こうして、出発時とはだいぶ様相の変わった夜の日本橋に帰還。
日本橋も豊洲も、私にとっては今さら何も珍しいところなど無い日常的なスポットだが、なんだかスペシャルな時間になった気分だ。
せっかくなので、あの200円を引き替えて、何か晩飯でも食っていこう。日本橋側の引き換え窓口はこちらの案内所。
ここに持っていくと、買い物・食事券になる。この状態でしか使えない点に注意が必要だ。
こいつを手に、コレド室町のラーメン屋にやってきた。じゃあ、この醤油ラーメンに、トッピングで150円の味付け玉子を付けよう。
通常なら合計で1350円だが……
ちゃんと200円引きされて1150円に。なお、この券を持ってくる人はめちゃくちゃ珍しいらしく、少し戸惑われた感があった。
まあ船の乗客数とか、あの手の引換券の消費率を考えれば無理もない。恐らくどの店舗であろうと、券の存在を知らないという店員がいてもおかしくないだろう。でもちゃんと使えるので安心してほしい。
日常的なスポットで知らない船に飛び乗ったら、良い感じの非日常感を味わえてしまった。そしてシメは200円安くなったラーメンというのもいい。もう完全に観光じゃん。楽しかった。心が疲れた都民にお勧め。
参考リンク:東京舟旅
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.
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▼月に何日か、こっちの大きい船が走る日もあるもよう。
江川資具




























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